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2022夏、北海道旅行[上陸14日目]

兜沼公園キャンプ場

北海道上陸後早2週間が過ぎた。
2週間というと、学生なら一連の行事が終わっていよいよ本格的な授業が始まるあたり、企業でもオリエンテーションも済んで、いよいよ先輩から仕事の引継ぎであっという間に1日が過ぎるあたりだろううか?

私達といえば、大分北海道の地名や地域が分かってきて道順とか不意な変更でもどんとこい的な境地に入っているあたりです。
北海道の広さにも漠然と距離感が持ててる感じ。
「隣町まで50kmね」的な。。。

車も一応ハイブリットなので、満タン入れると800km走れることは結構頼もしく、安い給油所を探す余裕も生まれる。
北海道の道路状況では24km/Ⅼ走ってくれたので、実に満タン960kmというありがたい数字もたたき出した。
ところで北海道ガソリン安いんですかね。
某エネ〇スでは¥150/Ⅼで青森市より¥10程安かったんですよね。
関東に近づくほど高くなっていって、途中で値上がりしてたのかな?

ということで釧路から宗谷岬までオホーツク地方ではほとんど給油所を見かけない。多分生活拠点にはあるとは思うけど。。。

コムケ国際キャンプ場から延々と海岸線を走る。そう延々と。。。
荒涼たる道すがらはほんとに何もない。
いや所々に当然人の生活する街があって通り過ぎているはずなんだけど、
その街の印象よりも何もない風景の印象が強すぎて街の印象がすっ飛んでしまっている。

いや一つだけ印象に残っている建物がある。
北海道の神社はトタン屋根のあっさりした、正直ほとんど手の込んでいない建物が多い。大抵は大きさもコンパクト。
ところが、寺に至ってはどんなに過疎地でも、りっぱな瓦屋根の本堂で同じくりっぱな山門も鐘楼もついていて規模も大きい。この違いは何なのだろう?檀家さんもそれほど多いようには見えないしかなり不思議に感じる。

やっと観光地っぽい場所発見!
単調に過ぎたので、寄り道してみることにする。千畳岩です。

海岸に降りてみると広い岩場が続く。昔東尋坊のコンパクトさにあっけなく感じたけど、こちらはもっとコンパクトだと思っていたら、結構いいじゃん的な意外さがあった。

キタノコギリソウ
ハマナス
イワシャジン

こちらもかなり素敵な芝生の無料キャンプ場があるんだけど、やっぱり夏はお日様サンサンなのがちょっときつい。

更に走ってクッチャロ湖にも寄ってみる。トイレ休憩とも。。。
写真で見るとカリフォルニアっぽいけど(木が違うやろw)
渡り鳥たちの重要な中継地点だそうで、多くのコハクチョウや水鳥が、またオジロワシなども観察できるようだ。
普通の湖畔でこちらにもキャンプ場があり、結構にぎわっていた。

いよいよ宗谷岬まであと62km、近いぞ!もうすぐだ!
(すでに北海道感覚。。。)

そしてついに相方念願の宗谷岬です。
相方にとっての先端はなにか特別な思い入れがあるようだが、二人で行ったのはまだ竜飛岬だけだが。。。
まあでも日本人にとってみれば、一番国境を感じる所でもあるかもしれない。

樺太を見る間宮さん

そしてノシャップ岬、なんとここから利尻島が見えて私にはこっちの方が遥かに感動だった。うっすらと山頂に掛かった雲がまるで雪を思わせて、利尻富士の名に恥じない容姿だった。

利尻島
ノシャップ岬

やっと一仕事終えた感で、さあさお風呂ですよ。
熱烈歓迎、最北の温泉「童夢」です。
浴室はとても広くて、「むむ、もしやもれなく塩素消毒か?」と思ったんですが、自噴のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で微かに油臭がします。
豊富系と口コミにありましたが、豊富こんなもんじゃありませんでした。
アルカリ性でかなりぬめりがあり、源泉38.4℃なので若干の加温ありでしょうか。一つの湯舟だけでも加温なしで入りたかったな。

この後は都会の稚内で買い物したら兜沼公園キャンプ場に向かいます。
と、途中の道すがら白い道の看板発見。何の変哲もない道にホタテの殻を敷き詰めているだけなのですが、これがけっこうきれいなんですよ。
ぐるっと一周できるようですが、離合が難しい感じ。地図には白い道終点とあったんだけど、起点がわからないので終点に入ってみる。
バイクの人が写真撮ってたので、
「こっちから入ってもいいんですかね~」って一応聞いてみたら
「いいんじゃないっすか」と返ってきたので堂々と入ってみる。
脇に停めて写真撮ってたら、前方からエルグランドが来たので、ちょっとまずいかなと思って急いで引き返した。

白い道

キャンプ場では受付でおじさんが対応、持参テントの料金が、2名以上と3名以上でテントの大きさには触れてないんですね。
で、うちのテントは2人用にしては大きいんだけど、かと言って今はやりの大型テントよりははるかにコンパクトでして、ここは2名ということを強調して2名用の料金で済んだのでして、見る人によっては異論もあるかもしれなくて、かなりグレーゾーン。。。
このやりとりしてた時に、奥の偉い人の席に女性が座ってまして、時々じろりとにらむので、ちょっとひやひやしたりして。。。
結局2名以上の料金¥830とゴミ袋代¥150を支払って無事解放?
ところで持参テント、ライダーさんはもっと安いんだけど、じゃあ車単独持参テントはどうなんだよ~と突っ込みたくもなるんですが、単独じゃないので、それ以上時間をかけるといろいろとボロが出そうなのでこの辺で。。。

サイトは広々芝生の木陰なんですが、あんまり木陰を狙うとアブもどきのやつがいて襲われるので、いろいろと回ってアブもどきのいないいい場所を見つけた。
ところで私はアブと言えば、あのスズメバチに似たアカウシアブだと思っていたんですが、私がアブもどきと呼んで北海道にきて初めて見た虫は、どうやらイヨシロオビアブで、北陸や新潟などで通称オロロと呼ばれているのだと帰ってから調べて初めてわかった。
いわゆる数百匹のアブがまとわりついてアブ柱が立つっていうあれですね(想像絶。。。
ここでは襲われることはなかったですが、後半で旅館でまさか襲われたんですよ。いまだに痛痒い。。。

本題に戻ってテントを張ります。いやいい場所見つけて自画自賛。
回りを見渡せばマキもたくさんあるし。。。

昼食はセコマで卵焼きとほかほか手作りおにぎりを買って、これが中々おいしかった。
そして、夕食は、久しぶりにちゃんと作ってみる。

ご当地ビールと肉だ~
お惣菜のナポリタンをあたためてみました
2人ともおはぎ大好き、3個目が奪い合いになることは火を見るより明らかなので、最初から半分こ
生野菜はいつも欠かせない
朝食
ご当地牛乳

兜沼の名の沼がすぐあるので散策、橋が壊れていて中まで行けなかった。

兜沼からも利尻島が見える

今回の北海道北部は私の想像していた北海道の華やかさではなく、裏北海道とでも呼んでみたくなるような、渋系の北海道のありのままを見せてもらった気がする。自衛隊の車もかなりの確率で目にしたし、普段関東に住んでいると気づけない国境最前線的な独特の雰囲気もある。街中に入ると、自衛隊への感謝の看板も目にするし、今現在のちょっと緊張気味な世界情勢を鑑みると、改めて目に見えないところで守られているという気持ちにもなる。

利尻、礼文にもちょっと後ろ髪引かれる部分もあって、次があればまた訪れたい北海道北部でもある。


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