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短編

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#短文

ぼくのしらないところで

ぼくのしらないところで

ぼくのしらないところで

だれかがいきている

ぼくのしらないところで

だれかがしんでいく

ぼくの すんでいるところを

しらないひとは たくさんいる

ぼく というにんげんが

いきていることを

しらないひとは もっとたくさんいる

たとえば たったいま

ぼくが しんだとしても

だれも そんなことなどしらずに

いきていく

でも このせかいで

たった ひとりでも

ぼくがしんだら 

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