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消費者のワードローブを意識する時代

現在のモノ創り人達へのメッセージです。

「トレンドという雨乞いをせず
   マーケットという畑を耕せ!」

こんなドキドキするフレーズでレポートを書いたことがあります(笑)

今の時代
優れた提供者は
自分も消費者であることを忘れていないと思うのです。
当たりまえと言えば当たりまえの
とても大切なセンスですね。

マーケット(消費者)は気づいていると感じます。

モノやコトを提供する者たちが「仕組みやルール」に翻弄され
ピュアな核心を見逃しているのではないかということを。

マーケットが求めるものは
モノそのものに宿る「必要」が考えられているかだと感じます。
そして消費者の歓びへの「おもてなし」が添えられているかが重要です。
以前、「世界のスタンダード」は売れ続けている、
という話をさせて頂きました。

「生活に潤いを添える、必要なモノ」は安定して
売れ続けています。

マーケットは日々、
猛スピードで変革していることを忘れてはいけませんね。


「あたりまえをあたりまえに」
「大切なものを大切にする」

シンプルな核心に気づいたマーケット(消費者)は
モノの本質を無意識に選定しています。
無意識にというのがポイントです。
これはもはや本能とも言える生命力です。
そこにこそ最大のヒントがあるのだと感じます。


マーケット(消費者)の「必要」から学ぶ
モノ創り開発が求められる時代です。
現代のリサーチすべき大切なターゲットはむしろ

「消費者のワードローブ」なのです。

それを実践した成功事例が、世界の誰もが知るアマゾンです。
彼らは凄い。


* アマゾンの志し

彼らは「消費者思考を圧倒的に優先し蓄積する」という考えに基づいた
仕組み(オペレーション)を開発してきました。

最たる例は「消費者のお買い上げ履歴というカルテ」を
徹底的に蓄積し、ビッグデータ化しているということです。
消費者の生活に寄り添う手段として

「消費者のワードローブ(購入服歴)把握」に注力したと言えるでしょう。

その圧倒的データをもとに、
消費者の趣向に合わせた商品を準備し提案をするということを、
独自のアルゴリズムを活用しながら日々行なっています。


コピー機のインク、あるいはシャープペンの芯などの消耗品は
予測される再購入のタイミングで、
購入のご提案が届くのもそのオペレーションの成果です。
消費者が忘れていた需要(記憶)までもフォローしているのです。

彼らは完全に理解しています、主導は消費者にあると。

手段がどんなにハイテクを活用していようが
目的は「お客様需要」にこたえる開発であり、
最新鋭の設備を持つ世界トップシェア企業が目指す核心は

「お客様の思いを徹底的に蓄積する」

というシンプルな帰結だったのです。
実績データの活用革命があらたなスタイルを確立したと感じます。

さあ、お客様の購入履歴は活用できていますか?
トレンドという名のご都合情報に翻弄されていませんか?

これからは「顧客管理」ではなく
「ファン管理」の時代です。


このキーワードの深掘りはまた次回。



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