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消費者のワードローブを意識する時代
現在のモノ創り人達へのメッセージです。
「トレンドという雨乞いをせず
マーケットという畑を耕せ!」
こんなドキドキするフレーズでレポートを書いたことがあります(笑)
今の時代
優れた提供者は
自分も消費者であることを忘れていないと思うのです。
当たりまえと言えば当たりまえの
とても大切なセンスですね。
マーケット(消費者)は気づいていると感じます。
モノやコトを提供する者たちが「仕組みやルール」に翻弄され
ピュアな核心を見逃しているのではないかということを。
マーケットが求めるものは
モノそのものに宿る「必要」が考えられているかだと感じます。
そして消費者の歓びへの「おもてなし」が添えられているかが重要です。
以前、「世界のスタンダード」は売れ続けている、
という話をさせて頂きました。
「生活に潤いを添える、必要なモノ」は安定して
売れ続けています。
マーケットは日々、
猛スピードで変革していることを忘れてはいけませんね。
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「あたりまえをあたりまえに」
「大切なものを大切にする」
シンプルな核心に気づいたマーケット(消費者)は
モノの本質を無意識に選定しています。
無意識にというのがポイントです。
これはもはや本能とも言える生命力です。
そこにこそ最大のヒントがあるのだと感じます。
マーケット(消費者)の「必要」から学ぶ
モノ創り開発が求められる時代です。
現代のリサーチすべき大切なターゲットはむしろ
「消費者のワードローブ」なのです。
それを実践した成功事例が、世界の誰もが知るアマゾンです。
彼らは凄い。
![](https://assets.st-note.com/img/1681727542488-doPklFFqCq.jpg?width=1200)
* アマゾンの志し
彼らは「消費者思考を圧倒的に優先し蓄積する」という考えに基づいた
仕組み(オペレーション)を開発してきました。
最たる例は「消費者のお買い上げ履歴というカルテ」を
徹底的に蓄積し、ビッグデータ化しているということです。
消費者の生活に寄り添う手段として
「消費者のワードローブ(購入服歴)把握」に注力したと言えるでしょう。
その圧倒的データをもとに、
消費者の趣向に合わせた商品を準備し提案をするということを、
独自のアルゴリズムを活用しながら日々行なっています。
コピー機のインク、あるいはシャープペンの芯などの消耗品は
予測される再購入のタイミングで、
購入のご提案が届くのもそのオペレーションの成果です。
消費者が忘れていた需要(記憶)までもフォローしているのです。
彼らは完全に理解しています、主導は消費者にあると。
手段がどんなにハイテクを活用していようが
目的は「お客様需要」にこたえる開発であり、
最新鋭の設備を持つ世界トップシェア企業が目指す核心は
「お客様の思いを徹底的に蓄積する」
というシンプルな帰結だったのです。
実績データの活用革命があらたなスタイルを確立したと感じます。
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さあ、お客様の購入履歴は活用できていますか?
トレンドという名のご都合情報に翻弄されていませんか?
これからは「顧客管理」ではなく
「ファン管理」の時代です。
このキーワードの深掘りはまた次回。
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