令和4年度(第72回)税理士試験 簿記論 一発合格 合格体験記②

効率のよくない勉強法について書きたいと思います。
反面教師にしてもらえれば幸いです。

効率の良くない勉強法
①問題集に鉛筆で書きこんで全部消しゴムで消す。
②書いて覚える
③総合問題の資料を最後まで読んでから解く。
④テキストの全体像を見ない・目次を見ない
⑤テキストを何度も見る(だけ)
⑥テキストを持ち歩く

効率の良くない勉強法①問題集に鉛筆で書きこんで全部消しゴムで消す。
 簿記3級の勉強をしていた時の話です。私は簿記の勉強を始めた当初本当にコレをやっていて、「講座代でお金使ったのに、さらにコピー代なんてもったいない、節約してる私賢い。」と思っていました。今思うと(その節約をしていたら結果が得られないだろうな)と感じます。また、仕訳の解答欄が解答用紙にあるからそこに書かないといけないとも思っていました。白紙に書いてもいいんだと気づいてから、裏紙に書くようにしました。

効率の良くない勉強法②書いて覚える
 簿記3級の勉強をしていた時の話です。暗記のやり方を知らなかったので、最初は計算問題をたくさん解いて、(間違えた一つの勘定科目などを)A4一枚に埋まるほど書いて覚えていました。
 そんなの効率よくないよとアドバイスしてくれる人はいましたが、やったことがないものや知らないものを信用するのが怖くて、アドバイスを受け入れることが出来ませんでした。
 

効率の良くない勉強法③総合問題の資料を最後まで読んでから解く。
 これは公認会計士の勉強を始めて1年目の時の話です。総合問題は一つの勘定科目を処理をするのに必要な資料が問題全体にバラバラにちりばめられていると思っていたので、勘定科目ごとに、資料を頭から読んで解答していました。頭の中が予備の情報でいっぱいになって大変でした。「こんなに疲れるのになぜ点数につながらない?理不尽だ」という気持ちになっていました。
 でも、問題資料から情報を一つ入手したら、その一つを頭で正確に処理をし、紙に記録する、最後に集計をする、というコツをつかんでから、点数がとてもとりやすくなりました。

効率の良くない勉強法④テキストの全体像を見ない・目次を見ない
 私はテキストは本文の内容から読み始めるタイプです。暗記する内容は横並びで一律に覚えていくものだと思っていました。しかし、簿記論は範囲が膨大なので覚えられる量を超えていました。そんなときの王道の勉強法は、イメージでいうと、大枠・中枠・小枠の入れ物を用意して、その中に「内容」を整理していく方法だと思います。慣れないうちは遠回りしている気がして焦ってばかりいましたが、でもその壁を乗り越えないと合格は遠かったと思います。

効率の良くない勉強法⑤テキストを何度も見る(だけ)
 テキストを見るのは、受け身的な勉強方法で、良い点数を取るためにそれだけでは不十分でした。自分なりにまとめることが効果が大きいと思いました。やり方は、はじめは、得意なテーマについて俯瞰目線でノートに書き出す、完ぺきでなくても、1割くらいの出来でも簡単な言葉でも、書き出してみる、やる気がなくてもやってみたのが、結局、テキストにもどって調べる能動的な勉強につながりました。

効率の良くない勉強法⑥テキストを持ち歩く
 テキストを持ち運ぶことで、勉強に対する罪悪感を解消している気になっているそうです。重いわりに勉強には効果がないので、勇気を出して意識してテキストを持ち歩くのをやめました。
ちいさな暗記カードを繰り替えしみるのがよかったです。

簡単ですが以上です。

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