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美味しいけど、物足りない、ことはない!

会社の近くには3つの中華料理店があります。

1つ目は、中国人がやっている中華料理店
2つ目は、日本人がやっている中華料理店
3つ目は、ホテルの地下フロアにある本格中華料理店

今回は3つ目の本格中華料理店に行った時のお話です。

こちらのお店、本格中華料理店であり、場所も良いからなのか(有名ホテルの地下)、有名人の色紙が数多く飾られているようなお店です。

といってもランチはそこそこリーズナブルなので、たま~に行ったりします。この日は社内の出社率が高く、みんなで行こうとなりました。

本格中華だけあってメニューも豊富だし、どれも美味しそうです。
この日の日替わりランチメニューは
「豚の生姜焼き定食」でした。

五目ラーメン定食や麻婆豆腐定食などと迷いながらも、
「豚の生姜焼き定食」にしました。

あの大好きな生姜焼きをこの店で食べたらどれほど美味しいだろう、と期待して待ちます。

実際、めちゃめちゃ美味しかったです。

素人には出せないであろう複雑な甘みと旨味と塩っ気の絶妙な味付け。
もう一人、同じメニューを頼んだ同僚と一緒に「うまいなっ!」「うまいっすねぇ~!!」と讃えあっていました。

どんどん食べ進みます。8割くらい食べた頃にふと
「あれ?これ、思ったより生姜焼きっぽくないなぁ。」
と気づきました。

隣の同僚にそのように感想を漏らしたところ
「そうですね。別モンですね!」
と同意を得ました。

そうなんです。僕の中の「豚の生姜焼き」はもっと、こう、雑というか、パンチがあるというか、ザ・定食!っていう感じのものなのです。

本格中華料理店であるがゆえに・・・そんな雑な料理は出せないのでしょう。

正直なところ、一瞬、ガッカリ感がよぎりました。。。
慌てて「違う違う!こっちの方が美味しいし!」とその雑念をかき消しました。

”雑な味”に思いを馳せる雑念・・・。
なんという哀れな男でしょう・・・(笑)。

でも、こういうことって、ありますよね。

例えるなら、、、
マッサージ屋さんに行ってガッツリ揉んでもらおうと思ったのに、担当してくれた人はそれほど力強くなくて、物足りないなぁ~と思っていたら、妙な体制やポーズを駆使して(タイ古式的な?)、今まで味わったことないような全身のスッキリ感を得たような。。。

あるいは、、、、
合コン(昔の話)に行って、好みの女性は席が遠くて喋れんなぁとガッカリしてたけど、横の席の子が(それほど好みじゃなかったけど)、思いのほか楽しい子で気が合って、めっちゃ盛り上がったような。。。

ちょっと2個目のは違いますかね、うん、うん。。。

いずれにしても、タイトルの通り、
「物足りない、、、ことはない!」
っていう感情を表す言葉ってあるのだろうか。

もし、まだ無いとしたら
「本格中華料理屋の生姜焼きみたいな・・・」
はどうだろう?長いな。。。

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