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中国人バイヤーの能力差

久しぶりに奥さんが参加する手作りアクセサリーの販売イベントのお手伝いにいってきました。

過去の記事でいうとこんな感じのやつですね。

で、今回思ったのは、中国人バイヤー(個人)が増えているなぁということ。

少し「中国人バイヤー」について説明しますね。
こういったイベントは本来、個人のお客様が来場されて、個々の買い物を楽しむ場です。
でもたまに、携帯を片手に、中国語を話しながらお店にやってくる中国人の方がいらっしゃいます。

どうやらスマホのカメラで商品を写し、スマホの先にいる何(十?百?)人もの中国人の買い物を仲介しているのです。
で、どういうシステムか分からないですが、気に入った方がいれば、その商品を現場にいる中国人の方が購入してくれるのです。

いわゆるバイヤー機能、ですね。
なので中国人バイヤーと僕らは呼んでいます。

1年くらい前から奥さんのショップにもちょこちょこ中国人バイヤーが来るようになりました。

そして、1人凄い方が現われました。
奥さんのアクセサリーにはまってくれて、1時間くらい店先で
「これください」
「これもください」
「これのもっと大きいのあります?」
「これのイヤリングバージョンあります?」
というような質問を重ね、合計20点くらい購入されたこともあります。
ガチの爆買いでしたwもっといえば、被爆買いですわ。(爆買いされた側ですからね。)

奥さんはその質問に必死に返したり、新しい商品を箱から出したりと忙しくしてますが、僕はその光景をポカーンと眺めるしかなく、、、一体、スマホの向こうではどんなことになってるんだろうと夢想するばかり。。。

そのバイヤ―の方は青色に髪を染めているので、「青髪バイヤー」と密かに奥さんと呼ぶことになります。
(その後、何度もきてくれるので名前も把握し、今では笑顔で挨拶するくらいにはなりました。)

僕らとしては大変ありがたい上顧客なわけです。

つまり、イベント会場に青髪バイヤーが来てくれるか、来ないかで、その日の売り上げが全然変わってくるんです!!!!

僕は基本的にアルカイックスマイルで店先にたたずんでいるだけですので、お客さんが少ない時間帯などは周りをキョロキョロします。
青髪を探してね。

青髪が目の端に入り、喜んで振り返ってよく見るとただの青髪の人やったこともあります(笑)。
「おいー、ただの青髪かーい」と心の中でため息(笑)。

いや、本当はその青髪バイヤーに頼りっぱなしではダメなことも分かっています。いつかはその方が抱える顧客にも飽きられるでしょうからね。

でも一方でね、中国には10億人いますから!
青髪さんが優秀で、どんどん新しい顧客を増やしていってさえくれれば、うちの奥さんの商品も売れ続けるはずなのです。
なんせ10億人ですからww

とか皮算用もしつつ、でももうあと3、4人くらいの中国人バイヤーが爆買いしてくれたら良いのになぁと思っていました。(いや、奥さんはどう思っているか分かりません。あくまで僕のアルカイック皮算用の話です。)

しかも、冒頭に書いたとおり、今回のイベントはこれまで以上にスマホをかざして、中国語で話をしている方が多くいるなぁと感じたのです。
あちこちでその光景が見られました。

当然、うちの奥さんの店の前も通るのです。
こちらも、期待しちゃいます。
おぅおぅ、あたなのスマホの向こうには何人いるのですか?とフライング皮算用w

スマホを商品にかざして一通り売り場を歩きます。。。
そのまま別の店へ・・・。。。

えぇ~?何してるん?
こ、ここに売れる(実績のある)商品があるんやで?
もっとじっくり映さないと!!

というのを何度か繰り返します。。。
どうやら、『中国人バイヤー』と一括りにしてはダメなようです。

当たり前といえば当たり前ですが。
カワイイキャラクターものを好む属性が集まっていたり、アクセサリーとかではなく、鞄やポーチ、あるいはぬいぐるみを求めている属性が集まっていたりするのでしょう。
バイヤー達もそれぞれ個性をもった1つのお店なのですね。

あともう1つ言えるのは、バイヤーの中にはまだ慣れていない新米っぽい人もいます。

つまり青髪バイヤーほど
”流ちょうに顧客とコミュニケーションを取りつつ”、
”店主ともやり取りをしつつ”、
というのが出来ず、モタモタしている人もいるのです。

改めて青髪バイヤーすげえやん?って思いました(笑)

でも今回、もう一組、親子まではいかないが、結構年の差がありそうな2人組で動いているバイヤーがいました。

淑女の方がカメラをもって中国語を駆使して顧客とやりとりし、
若い女性が少し日本語得意なのか、奥さんとのやり取りをしたりで、
役割分担をしてのパターンでした。

年の差バイヤ―と呼ぶことにしました。

ちなみに、青髪バイヤーは関西だけでなく、奥さんが出展する東京のイベントにも来たりします。(もちろん奥さんの店だけが目当てではないですが。)

さぁ新規の年の差バイヤーさん達は別会場でも来てくれるのでしょうか?
そして、今後、新たなバイヤーも参入することがあるのでしょうか?

お手伝いだけで、何ら責任も覚悟もなく、気楽に参加している僕のアルカイック妄想はつきません。

奥さん、貴重な体験をありがとう。

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