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本番に強い娘さんと、緊張しいの息子君

今回は息子君のテニスのお話しです。

いや、そうなんですw
メインはサッカー少年なのですが、運動が好きで1年生の頃から週一でテニス教室にも通っているのです。

まぁテニス教室の中でもいわゆる競技コース(大会に出るような選手を目指すコース)ではなく、”運動の習い事レベル”のコースに通っている感じです。

僕自身の考えでも、特に幼少期は色んな運動・スポーツをさせた方が良いだろうと思っていることもあります。

で、その教室において、同じレベルの子達を対象とした教室内のメンバーだけが参加できる大会が開催され、参加してきました。

息子君。サッカーもそうですが、実力的には中の上といった感じでしょうか。下手ではないけど、飛び抜けて上手というわけではない。

持ち前のガッツでなんとか上手な子達にくらいついていくタイプ。

この大会でもまさにそうだったのですが、タイトルの通り、少し姉との比較で話を進めたいと思います。

娘さんは息子君とは逆にガッツはそこまでない、というのか、負けず嫌いをそこまで全面に出さないタイプ。

自分より上手な子、強い子、速い子を素直に認め、対抗意識をメラメラ燃やすタイプではないのです。
でも、本番にめっぽう強い、という特性を持っています。

娘さんは小学低学年からダンス教室に通っており、本人もダンスが大好きで中学に入ってからもその教室で続けております。(部活は陸上部に入りながら両立で)

で、そのダンス教室では年に一回、発表会があります。
その発表会、そこそこ大きなサイズの会場を借り切って行われ、保護者はもちろん、教室に通う生徒の友人など、そこそこな人数の観客が入ります。

そういった舞台において、緊張はするようですが、本番では誰よりも元気いっぱい踊ります。

練習時には娘さんよりも上手に踊る子もやはり少し緊張があるのか、本番では動きが小さくなるのでしょう。
断然、娘さんの方が上手に見えるのです。(もちろん親バカ目線も含まれます。)

娘さんは逆に練習時よりもはつらつと踊っているので、毎回、「あんた本番に強いなぁ~」と家族から褒められています。

中学に入ってからの陸上でも同じく。
練習ではだいぶ差をつけられている同学年の女子とも、大会の結果ではほぼ同じタイムだったりもします。
「本番に強いなぁ~」というのはもう本人も自覚している様子。

準備段階までは緊張するけど、スタートラインに立つ頃にはもう緊張せんかったわ、とのこと。
これはこれで1つの才能ですよね。たいしたものです。

で、片や息子君。
このテニス大会の初戦。
息子君のサーブからスタートしました。

このサーブが入らない、入らないww
見ていて笑っちゃうくらい、動きがガッチガチです(笑)。

2回連続、ダブルフォルト(2球連続でサーブが決められたコートに入らず、相手の点になること)。

3回目にようやく入ったものの、すぐに打ち負ける。
あっという間に、最初のゲームを先取されてしまいました。

まぁそれで少し落ち着いたのでしょう。
相手もそれほど上手じゃないことも分かったこともあり。

2ゲーム目、相手のサーブ時からはなんとか体も動くようになり、ゲームを取り返し、同点に。

とはいえ、自分のサーブになるとまた緊張するのでしょう。(単純にサーブがまだ下手ということもあり。)

本来、テニスでは、サーブ権ある方が有利のはずが、むしろサーブする方が押される展開が続きます。

それでも何とか、持ち前のガッツで相手を押し切り接戦の末、勝利!!

というのを全ての相手に繰り返します(笑)。

予選リーグを4人で争い、上位2名が決勝トーナメントに進出する仕組み。

1試合目、2試合目と接戦で勝利し、3試合目は両者全勝対決で迎えます。つまり、勝った方が1位突破、負けたら2位突破。
(とはいえ、この時にはまだ僕ら親も2位突破があることを知らず、勝たないと!と思っていましたw)

結果、フルセットの末、負けました!
なかなか相手はパワーが強く、するどいボールを打ってきました。
息子君も何とかくらいついてましたが、最後は力負け・・・。

負けた瞬間はそこで終了と思っていましたが、2位突破があることが分かり安堵。

合計8名が決勝トーナメントに進み、準々決勝→準決勝→決勝と3回勝てば『優勝』という状況で、息子君は持ち前の負けず嫌いが発動し、ギラギラと燃えています。「絶対に優勝する!」と目も鋭く呟きます。

ガチガチやんww
と、そばで見ている僕は笑ってしまい、なんとか力みをほぐそうと話しかけます。

そして、準々決勝、準決勝。
実力では少し上かなぁと思う相手に対して、相変わらずダブルフォルトは連発しながらも、なんとかくらいついて、勝利!!
全試合、接戦という過酷さww

さすがに疲労困憊の様子。

そりゃそうだ。テニスの大会は初めて参加するのに、この時点で5試合連続接戦だもの・・・。
もうあとちょっとで負け、とうい場面もありましたからね。
精神的にも消耗しているでしょう。

そしてそして、なんと決勝の相手は、予選リーグで戦い、この日唯一負けた相手!順当に勝ち上がり、決勝へと駒を進めていました。

息子君、「絶対リベンジしたる!」とガッチガチwww

 「もうここまで来ただけで凄いよ」だの、
「この大会だけでめっちゃレベルアップしたよ。1試合目よりもめっちゃ上手くなってる」だの、
「最後はもう楽しもう」と言ってもガッチガチww

「いや、絶対勝つ!」と言って肩をいからせてコートに向かっていきました。
半分呆れながらも、凄いなぁ~と感心しながら見送るしかできない我ら夫婦w

決勝戦開始。
息子君からのサーブ。

当然、ダブルフォルト!ww

それでも、その後、なんとか引きずることなく、ちょいちょいダブルフォルトを出しながらも接戦!

またもフルセット!
最後のゲーム。息子君のサーブ。

ダブルフォルト!www

息子君の得点で同点!

息子君の得点で逆転!

相手の得点で同点!

ダブルフォルト!

ダブルフォルト!

・・・負けました(笑)。

そら、ダブルフォルトをあれだけ出したら負けます。。。
最後、相手はなにもせず、立っているだけで優勝となりました。

いや、おめでとう!2回とも勝つのだから当然チャンピオンだ!!

息子君。
もはや何の言い訳出来ず、自分のミスで負け、悔し過ぎる様子。

でも準優勝ですからね。我々夫婦でめちゃめちゃ褒めてあげました。
サーブさえもうちょっと上手くできたら勝ってましたよと(笑)。

もちろん「本番に弱い」、という呪い(レッテル)を伝えることはしません。
緊張はどんどんしていこう、という話をしました。
緊張出来たら、次同じシチュエーションになったら緊張しなくなるからな、と。
どんどん緊張していこうじゃないか!息子君。

 そして、娘さん。
息子君のような粘り強さを持てば、君ももっと伸びるだろうに。
本番で上手くいくとはいえ、普段からもっと負けん気を持って、コツコツと努力して欲しい。

味覚やら好みやら、多くの部分で真反対の特性をもつ我が子達。
緊張に対する反応も違うのでした。。。

この子達が合体して、良い所だけを残せたらかなり良いのになぁ~と思ったり、でも、親としては全く違うタイプの人間を育てられて、面白いなぁとも思ったり。

これからも色々と体験・経験を積んで、お互い成長していこう!

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