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子供が発達障害グレーゾーンになり、30年間気がつかなかった自身の「大人ADHD傾向」に初めて気がついた話

子供の発達の遅れが目立ち、調べていくうちに、
「もしかして自分も発達障害の傾向があるのでは?」と感じるようになった。


・興味がある話はよく覚えているがが興味がない話はまるで覚えていない。
・集中していると時間を完全に忘れてしまう。
・一方でマルチタスクになると相当気が散ってしまう。
・不安が大きくなるとそればかりに気になり他のことに手がつかなくなる。
・熱しやすいが、急に冷める。
・いくら気をつけても忘れ物が多い。
・周りの人との人付き合いの距離がうまく掴めない。
・子供の頃、なぜかいじめられていた。
・どのコミュニティに入っても、最後は大体孤立して、少数のわかってくれる人のコミュニティに落ち着く。


「なんか、周りの人と、ちょっと違う気がする」


そんな違和感はあったものの、自分が弱いせいだ、自分の考え方が間違ってるんだ、もっと自分を改めなきゃ、変えなきゃ。そんなことを日々思って、結構地道に自分を再構築しながら生きてきた。
こんなに大変なんだなぁ。みんな努力してるんだなぁ。

「なぜ私の言ってることを理解してくれないのだろう?」
「全く悪気がなく正論を言ってるのに、なぜか相手が怒ってる。」
「多くの人の気持ちが理解できない。でも少数の人は理解してくれる。」

こんなことは、結構な頻度であった。そういうことがあるたび、地獄に落ちたような気持ちになり、「自分が悪いんだ、変えなきゃ。」そんなことを唱えて、自分を律してきた。

そうか、みんな、ものすごい努力をしてるんだな。

そう信じてた。

が違ったようだ。笑


この2冊の本を読んだ。


「図解 よくわかる大人のADHD」の1章には、「大人のADHD10の困りごと」がある。

1.集中できない
2.計画的にできない
3.人の話が聞けない
4.先延ばしにする
5.忘れっぽい
6.飽きっぽい
7.自制が効かない
8.プランが立てられない
9.事故に遭いやすい
10.退学、失業、離婚が多い


はい! 9と10以外、完全に当てはまってます・・・笑

そういえば昔、ADHDなんじゃない?と言われたことがあって、そんなわけ絶対ないでしょw なんて思ってましたが、相当なADHD傾向だと理解しました。

実際、日常生活に支障が出るほどのことはあまりないです。
挙げるとすれば、単純作業のミスの多さが尋常じゃないことぐらいです。これだけは何度も本気で直そうとしたけど、どうやっても直せない。
例えば、家を出ると大体3回ぐらい忘れ物を取りに帰るとか、会社でも部長職まで務めてましたが、申請ミスは社内でNo.1でした笑 周りが優しかったのでフォローしてくれてましたが、、。

おそらく、自分自身は、日常生活に多大な影響を受けるほどの重度な症状ではないと感じているため、正式な診断を受けるつもりはなく、より支援が必要な方に社会保障の機会を提供すべきと思っています。

それでも、自分自身、苦しかったこともあったので、ADHD傾向にあることに気づいた結果、ショックを受けるというより、救われた!今まで生きてきて感じてた謎が解けた!という嬉しさの方が勝っています。

ちゃんと診断名がついた傾向が、自分に当てはまっているのだから、傾向と対策がしやすくて良いのではとプラスに考えています。

今や日本人の10人に1人とも言われている発達障害について、自分自身がより理解を深めて発信することで、多様性を認め、優しい世の中を創る一端を担えたら良いなと思っています。

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