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日本のクラウド業界を牽引する5社で発足したCommunityとは?
こんにちは。ビジネスディベロップメント部の栗原です。
「ジールってコミュニティ活動とかやっているの?」と思っているあなた!ちょうど最近、始まったんです!
この記事では、ジールの岡部社長も「これは画期的なコミュニティだ!」とイチオシのコミュニティ「Cloud Native DataEngineer Community」についてご紹介します。11月29日には、定期開催しているトークセッションイベントの第二回目が行われたのですが、私もQ&Aセッションでファシリテーターとして参加したので、その感想もお伝えしたいと思います。
データエンジニアリングについて、実践的な話を共有しながら学べる場が欲しいと思っている方、もしくは、コミュニティ運営に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
日本のクラウド業界を牽引する5社でコミュニティを発足
このコミュニティの何が画期的かというと、発足した5社がすごい!
それぞれクラウドサービスをエンドユーザ様へ導入する企業、つまり、競合する会社といってもよい5社が、同じ目的をもって1つのコミュニティを立ち上げたのです。
各社の特徴や得意領域を簡単に紹介します。
■クラウドエース株式会社
クラウドの導入設計から運用・保守までをワンストップでサポートをするGoogle Cloudを専門としたシステムインテグレーター。国内トップクラスの21名の Google Cloud 認定トレーナーが所属。
■クラスメソッド株式会社
クラウドやデータ分析などで顧客の技術支援をしている会社。AWSのグローバル最優秀SIパートナーとして「SI Partner of the Year」を受賞。また、技術ブログDevelopersIOをはじめとする豊富なアウトプットが特徴。
■株式会社ナレッジコミュニケーション
マルチクラウドのインテグレーション事業を展開している会社。特にクラウドAI分野(機械学習等)に注力。
■株式会社メソドロジック
データモデリングとアーキテクチャー設計を軸としたITコンサルティング会社。ビジネスの本質を捉え、業務と、システムの構造を可視化するモデリングと、最適な構造に変革するアーキテクチャー設計を実施。
■株式会社ジール
BI分野における30年以上の経験に基づいた知見に加え、最新のビッグデータ技術を駆使した先進的なサービスをご提供する会社。マルチベンダーとして培ってきた幅広い製品知識と経験を有するプロフェッショナルなデータエンジニアが在籍。
どの会社も、それぞれに得意分野を持ちながら最先端のことをやっているのがわかりますね!!
コミュニティ発足の背景にはIT人材の不足が
各社の共通点は、クラウド業界を牽引するデータエンジニア集団であるということなのですが、次のような共通の課題も感じていました。
■「Cloud Native DataEngineer Community」発足の背景
昨今、データを根拠に予測や意思決定を行うことが、多くの企業にビジネス成果をもたらしています。
DX の目的の一つである新しいビジネスの創出や、デジタルを活用した新たな顧客体験の実現には、データに対する探索的アプローチが有効であると考えられますが、それらを高いアジリティ(※)を持って推進するためには、データエンジニアリングが必要不可欠です。
一方、データ利活用の基盤を構築・運用する技能を持ったプロフェッショナルであるデータエンジニアはデータ活用をする上で欠かせない存在ですが、IT 人材の不足が社会全体で課題となる中でも特に不足している専門職の一つです。
※アジリティ:変化などに機敏に対応できる柔軟性
この課題を解決するためには、ITエンジニアや学生に対しデータエンジニアの仕事の理解や魅力を浸透させ、専門職としての地位向上を図る必要があります。
このコミュニティでは、新卒採用・中途採用者にむけての啓蒙活動や、データエンジニアに必要なスキルを習得できる機会の提供を行います。そして、DX推進に不可欠なデータエンジニア、および、その潜在者の増加に貢献することを目的としています。
データエンジニアになりたい人は必見!トークセッションイベント
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その主な活動として、各社で活躍するデータエンジニアを招いてトークセッションイベントを定期的に開催しています。
次に当てはまる方は大歓迎!
データエンジニアの方
マルチクラウドを利用したデータエンジニアリングに興味がある方
データエンジニアの魅力ややりがいを広く発信したい方
データエンジニアリングのナレッジを社外のエンジニアと共有したい方
11月29日に開催された第二回目のトークセッションイベントでは、私もQ&Aセッションでファシリテーションを担当しました。
ココでしか聞けないデータエンジニアのリアルな話
せっかくなので、私も参加した第二回目のイベントの感想をちょっとだけお話しします。
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第1部『MLOpsはデータエンジニアリングなのか? MLプロジェクトでデータエンジニアが担う役割への自分なりの答え』
データエンジニアの中でも、特にMLOpsに関わるエンジニアに求められることは何なのか、高鳥さんご自身の体験から見えてきたことをお話ししていただきました。
機械学習のプロジェクトは、作成したモデルが機能するように、変化に応じて新しいデータを学習し直す必要や、ロジックを作り直す必要が出てきます。そこで、作成したモデルが機能しなくなっていることを自動検知する仕組みを構築するそうです。
答えがわからない中、仮説検証を繰り返す粘り強さや、ロジックを作り直すことを前提として開発をする柔軟性が求められることが特徴だ、ということがわかるセッションでした。
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第2部『Webエンジニアから、データエンジニアにチャレンジしてみた!』
初めてSparkのパフォーマンスチューニングを頼まれたときのエピソードの中で、「エンジニアは無茶ぶりをされて新しい技術を学ぶ場面が多い。」とおっしゃっていたのが印象的でした。他にも、「システム障害のとき、プロジェクトの空気は最悪だけど、それをどうにかするのは嫌いじゃない。」など、今井さんの性格が垣間見える発言が。今井さんのように、ピンチをチャンスと捉えることができる方は、データエンジニアに向いているかもしれません。
また、「データエンジニアの面白さは、お客様企業がデータを使って将来実現したいことを聞けること。その業界が抱えている悩みが何か、今後どんな業界が伸びるのかを知ることができる」とおっしゃっていたのも参考になりました。
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第3部『勉強と実務のギャップを埋めるDevelopersIO BASECAMP(デベキャン)の挑戦』
大瀧さんは、個人向けのエンジニア育成プログラム「DevelopersIO BASECAMP(通称:デベキャン)」を無料で提供しているお話をしてくださいました。
勉強と実務の狭間を埋めるためのデベキャンは、ロールプレイを通してノウハウを習得できるそうです。具体的には、3か月でAWSのインフラ構築に関して、構築、設計、プリセールスを体験できるとのこと。プリセールスまで学べるなんて幅広い!
また、今後は受講生がメンターとして教える側に回るような仕組み作りにも挑戦したいそう。実は、人に教えることが、一番自分の勉強になるんですよね。
データエンジニアについて、3名の方から異なる切り口の実体験を聞くことができ、あっという間の1時間30分でした。
ぜひ遊びに来てください!
いかがでしたでしょうか。「データエンジニアに興味があるけど、なかなかきっかけがつかめない」という方は、ぜひコミュニティのイベントに遊びに来てください。きっと、背中を押されると思います。
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