小泉訪朝から20年、いまだに北朝鮮問題が解決できないのは何故か 論座 #2 

論座へのコメント投稿 第二弾として、拉致問題を取り上げる。

小泉訪朝から20年、いまだに北朝鮮問題が解決できないのは何故か
平壌宣言 と6者協議共同声明の実施が進まなかった理由 
田中均(株)日 本総合研究所  国際戦略研究所  理事長 /元外務審議官
2022年7月27日

小泉訪朝から20年、いまだに北朝鮮問題が解決できないのは何故か - 田中均|論座 - 朝日新聞社の言論サイト (asahi.com)

要約
若いビジネスマンから質問を受けた。
「5人 の拉致被害者が一 時帰国したあと、何故北朝鮮に帰国させず日 本に留めおいたのか。北朝鮮との約束通り一 旦返して、その後平壌宣言 に書かれているような北朝鮮との正常化の道のりを歩んでいれば、日 本主導で拉致問題の解決だけではなく核やミサイルなど朝鮮半島の平和を作る外交が出来たのではないか…」

|一旦返すべきだと強く主張したわけではない

|朝鮮半島の安定無くして日 本の安全はない

|長続きしなかった6者協議の合意
日朝間で拉致問題や正常化問題が進んでいかなかった背景にはやはり相互の根深い不信があった。他方 、米 朝間では紆余曲折はあったが、核問題をめぐっては日 本が主張し北朝鮮を説得してきた6者協議が開催されることとなり…
基本的には米 国内で北朝鮮との交渉に強い猜疑心を持ち、小 泉訪朝にも執拗に反対したチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ボルトン国務次官などの所謂「ネオコン」と言 われる人 々の巻き返しというべきか。

|北朝鮮問題を難しくした最大 の理由
根深い相互不信と国内の強い反北朝鮮感情の下でオープンな形で外交を継続するのはとても難しいということだ。

投稿コメント 投稿名はU.S.S.ヴォイジャー

U.S.S.ヴォイジャー(新ID)ID:871428  2022/7/29 2:33
田中氏の弁によると、
「もう誤解を正す意味もないが、私は一旦返すべきだという強硬な主張を行ったわけではない」
そして、以下の文
「それが北朝鮮へ帰すべきだという主張をしたと喧伝されメディアの集中砲火を浴びた」

なるほど、「メディアの集中砲火」これが、日本の常識は世界の非常識と言われる所以なのかなと思う。
この件に関しては、上智大学で長く教授をしていたグレゴリー・クラーク氏が『ジャパン・タイムズ』に載せた論説で、日本政府のルール違反を指摘している。
更には、
「今後の事も考え約束通りにしようと私が主張していたならば、これまで伺ったことはないが、小泉総理や福田官房長官は理解をしてくれたのかもしれない」
「しかし…せっかく戻ってきた拉致被害者が再び人質に取られる恐れもあり、余りにリスクが大きすぎた」

ここは、リスクが問題か。なにをプライオリティとするかが重要で、自己弁護に聞こえなくもない。



日本における拉致ヒステリー  グレゴリー・クラーク
Abductee hysteria in Japan | The Japan Times https://www.japantimes.co.jp/opinion/2002/12/22/commentary/abductee-hysteria-in-japan/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?