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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【8月24日㈬~8月30日㈫】

♪ 秋の風が吹いて~舟をたたむ頃~、あんなしあわせにも別れが来るのね~ という歌詞を読んで、メロディも一緒に浮かんでくるあなたは1960年代前半生まれですね?南沙織さんの1972年9月発売の5枚目のシングル「哀愁のページ」です(作詞 有馬三恵子 作曲 筒美京平)。日中はまだまだ暑いものの、朝晩は時折涼しい風も吹く夏の終わりになると、いつも頭の中でかかる(たまに声を出して歌ってしまう)私の初秋の定番曲です。ちなみに全然関係ありませんが、空港に着くと頭の中で条件反射のように流れ出すのは「北ウイング」のイントロです。♪ Love Is The Mystery ~(笑)。

先週土曜日は、その「北ウイング」を脳内に響かせながら(ちょっと声、出てたかも)羽田空港から一路、新千歳。札幌に遠征してきました。今年最後の夏休み、という感じで、個人の趣味の話で恐縮なのですが、3年ぶりに開催された北海道マラソンに出走するためです。1泊の弾丸だったので、ゆっくりご挨拶出来なかったのですが、狸小路に寄ってシアター・キノサツゲキもパチリ。シアター・キノはちょうど『PLAN 75』の早川千絵監督の舞台挨拶の日でした。次回はマラソンを絡めずに伺わせて頂ければ!

その北海道マラソンは、思いっきり玉砕!今年から制限時間が1時間延びて6時間になったので何とか完走出来ましたが、歴代ワースト記録を叩き出してしまいました。もう体力で押していける年齢ではないので、もしまだマラソンを続けるつもりなら(気持ち的には引退したいです…。泣)、日々の練習にしても、レースにしても、もうちょっと戦略的に頭を使って臨まないとダメ、ってのを今回痛感しました。頭を使うの一番不得意…。トホホ…。

終始ロウな気持ちだった今年の北海道マラソンでしたが、唯一盛り上がったのが、大会のテーマソングを聴いた時!毎回北海道ゆかりのアーティスト(ドリカムやらGLAYやら)の曲を採用することが多いのですが、今年はサカナクションの「多分、風。」という既存の曲でした。初めて聴く曲でしたが、スタート前流れて気分が上がりました。カッコいい!来年のテーマソングが何になるか分かりませんが、私の中の北海道マラソンの定番ソングとして、聴き込みながら走り込む所存です。いい加減、昭和歌謡一辺倒もどうかと思っていたところなので(笑)。

…と、まったく映画と関係ない話を長々とすみません。秋からのザジフィルムズですが、アニエス・ヴァルダ監督作品『冬の旅』シアター・イメージフォーラムでの公開初日が決まり(10月下旬、と謳っておりましたが、11月5日㈯スタートになりました)、場面写真と共に、インターネット上でも予告編が解禁されました。秋を飛び越して、一気に冬ざれたフランスの村々にあなたを誘います。

関連企画、というワケではないのですが、今年3月『冬の旅』を上映した国立映画アーカイブでの特集「フランス映画を作った女性監督たち―放浪と抵抗の軌跡」に続いて、先週27日㈯より横浜シネマ・ジャック&ベティでは、アンスティチュ・フランセ横浜主催の⦅フランス映画の女性パイオニアたち⦆という特集上映が始まりました。映画の黎明期から現在に至るまでのフランス映画の歴史を辿りつつ、将来を担う気鋭の女性監督の作品を上映。ヴァルダ作品は弊社未配給の1981年『ドキュモントゥール』がプログラムされています。9月1日19:15~と9月9日19:00~の2回上映、9日の最終日は斉藤綾子さん(映画研究者)のトークもあります。私も『ドキュモントゥール』をスクリーンで観たことが無いので、この機会に観に行くつもりです。

『三姉妹』も引き続き全国順次上映中。長野・相生座 ロキシーは9月8日まで、福井メトロ劇場は9月9日まで。今週末、9月2日㈮からは宇都宮ヒカリ座静岡シネマイーラ宮崎キネマ館別府ブルーバード劇場、9月3日㈯からは下高井戸シネマ川崎市アートセンター アルテリオ映像館金沢シネモンドでも上映がスタートします。
どうぞお見逃しなく!

加えて、年末の特集上映企画も、少しずつ準備を進めています。9月末には詳細をお知らせ出来ると思いますので、楽しみにお待ちください\(^o^)/


texte de Daisuke SHIMURA








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