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「島唄」と「ちむどんどん」

青柳和彦を演じた宮沢氷魚さんの父 宮沢和史さんが沖縄について語ったラジオを「ちむどんどん」放送中に聞いた。 ■本土の人間が沖縄を描くことについて 「島唄」のヒットで知られる宮沢さんだが、「やまとの人間がこの曲を発表していいのだろうか」という葛藤が長い間あったという。三線を弾くこと、ロックバンドで琉球音階を使うことが沖縄の人たちに失礼じゃないか、間違ったことをしているのではないか悩んだそう。 それを後押ししてくれたのが喜納昌吉さん。 「沖縄の心をとらえている 魂までコピーで

    • 下地響子先生ありがとう!

      今朝のあさイチゲストは、片桐はいりさんでした。 「ちむどんどん」では、歌子の才能を見出した音楽の教師下地響子先生役で登場しました。 もっともっと下地先生についてあさイチで触れてほしかった!片桐さんに語ってほしかったなぁ…。 ということで(?) 勝手に下地先生名言集で盛り上がりたいと思います(私の中で)!パチパチパチ~!! どれもこれも素敵で熱い! まさに「ちむどんどん」の本質的な言葉ばかりですね。 個人的には下地先生の「あなたの人生について勝手なことを言います」という

      • 「ちむどんどん」物語の出発点と終着点

        「ちむどんどん」のメインテーマが、第1回冒頭のシーンで語られる。物語のすべてがギュッと詰まっている大事な言葉。この言葉を視聴者が理解するための長い長い旅路の始まりだ。 小学校5年生の暢子が「女らしくない」と学校で言われていると父賢三にポロリと漏らす。その暢子への賢三からこの言葉をもらう。 父にこの言葉をもらっても、暢子はきょとんとしている。まだわかっていない。見ている私たちと同じで、暢子もこの言葉を物語の中で少しずつ自分のものにしていくのである。 シークワーサーの実

        • 「知っている」「わかっている」の危うさ

          私の中ではこれほどまでに面白い朝ドラは無かった。朝ドラという15分×5回/週 で半年間を積み上げるスタイルがこんなにも面白くなるのかとびっくりした。 登場人物、沖縄、戦争などの背景が、回を重ねるごとに少しずつ見えてくる。今まで見えていたと思っていたものが、実は全然違う意味を持っていたことが徐々にわかってくる。その裏切られる快感が半端なかった。 一方、「ちむどんどん」には批判の声が大きかった。全体的な批判が多かったかどうかはわからない。大きい声の批判がとにかく多かった。SN

        「島唄」と「ちむどんどん」

          「ちむどんどん」しながら生き続けたい

          大好きな朝ドラ「ちむどんどん」が終わった。 半年間、毎日夢中に物語を追ってきた。 一度も見逃さず朝の放送を見て、そのあとはNHK+で2度3度繰り返して見る生活を続けた。ずっと見る専門だったSNSでも感想をツイートするようになり、さらには感想をNHKにメールするようにまでなった。こんなことは初めてで自分でも驚いている。 まさに私自身が「ちむどんどん」しながら過ごした半年だった。そして、普段の生活を過ごす中でも「今、自分はちむどんどんを大事に生きているか?」「自分の心に誠実

          「ちむどんどん」しながら生き続けたい