見出し画像

叱責、他責、自責からの消化

またポンコツな先輩が、「これどうしたらいいかな、相談したいので時間ください」と、夜遅くに会議出席依頼を送ってくる。3週間前にお願いした案件の話だ。

あんたが一番怪しいとわかっていたので納期に至るまでに何回も確認してたのにまともに回答せんかったのそっちやろ。大体同じキャリアグレードとはいえ歳上なんやしもっとしっかりせぇや。いい歳してガバナンス観点ガバガバでどうすんねん。同じ額の給料もらってんなや。てか会議出席依頼に要点を書け、せめて。一旦非公開にすりゃええじゃろ。

すでに業務終了していて家で酒を飲んでいた私は、夜10時に鳴ったスマホを開いて一瞬で頭の中で彼を2回くらい叱責した。頭の中でってのを誰か評価して欲しい。どこぞの誰か。その後、何も返さずスマホを閉じて、ハイボールを片手に転職活動の情報収集に戻った。

叱責って、他責なんかな?だったら頭ん中でやるしかないな。もう大人やし。私の指示がやっぱり悪かったということになるんか?他の人やってくれとるけど。自責やな。もう大人やし。

頭の中での小芝居はさておいて、昔の私であれば即「以前からお願いしていることなので、納期が過ぎた今更の確認であればせめて要点をあらかじめ教えてください。話はそれからだ」みたいなメールを脊髄反射的に送ってしまっていたのだけれど、今はそうじゃない。歳を重ね、自分のこの良くないところを直そうと一応努力している。やっと、、、やっと少しずつ行動に表せられている気がする。この数年間、悪いと思っていても、気になるところは気になるしすぐ確認したいしてかふざけんなやとブチギレモンスターになるのを抑えられずにいたのだ。

でも、やってみれば、貴重な金曜の夜の時間をネガティブな怒りで自ら浪費することはないし、ぐるぐると同じことを考えてまた明日の朝にちょっと思い出すみたいなクソループにも陥らない。よくSNSとかでも、アンチやってる人に対して思うもんなぁ。言いたいこと言うのはいいんだけど、結局言ってもあんまり良い消化にならないんだよね・・・その時発散したように見えて結局消化はされない。

やりすぎでない自責に持っていければ「ほたらしゃあない」と消化できるもんだ。私は齢35歳にして強力な武器を手に入れた。(おそっ)

先輩、まずは月曜話を聞きましょう。おやすみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?