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日本の木工の繊細・優美な仕事で、ふるさとの自然に包まれる。[ZAYUができるまで②]

ZAYUはどのようにしてできたのでしょう。私たちの想いを届けたく、企画から、開発・製造過程の様々な背景をご紹介いたします。今回は、[木材部編]です。

日本産木材を使用

ZAYU外壺の上蓋部分と、中壺は木製です。ふるさとの自然に包まれる、目を閉じて祈るときのそんなイメージを大切にしたいので日本産木材を使用することは重要視していました。

しかし銘木の世界、しかも国産となると上を見ればきりのない高級品の世界です。緊密で木肌が美しく、硬く小さな加工に適したもの。切削や漆の過程の伝統工芸士とも相談し、外壺にはより丈夫で狂いの少ない水目桜を、遺骨を直接入れる中壺には温かみのある風合いの樺桜を使用することにいたしました。

水目桜と樺桜

水目桜も樺桜も実はサクラではなく、カバノキに属するものです。

水目桜は非常にきめ細かな木目が美しいのが特徴で、硬さと弾力性を兼ね備えています。梓弓、という古来より神事に使われる弓がありますが、この梓弓の梓とは水目桜のことをさします。正倉院に収められている梓弓もこの水目桜であることがわかっています。

樺桜の仲間はなめらかで上品な木肌が特徴で、建築内装部材からピアノのハンマーなど細かな加工にも優れている素材です。日本産で上等のものは入手が難しくなってきている素材です。

最新鋭の技術と伝統技術

切削は、最新鋭の3D技術と、経験と勘の結集した伝統技術で寺院建築の細かい装飾物や各地の文化財の復元なども手掛ける富山県高岡の工房が担当しています。

日本の伝統技術と最新技術が凝縮され工芸品としても美しいZAYUのミニ骨壺。日本の自然・風土を感じるぬくもりを大切にデザインしています。

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