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課題を考え抜くメインラック思考法

今回のお話

仕事をしているといくつも課題に取り組まないといけないタイミングがありますよね?
簡単なものなら難しいものまで並行してタスクを消化しつつ顧客課題に取り組むことがあります。
今回は、顧客課題を考え抜くために使用している思考法について考えていきます。

メインラック思考法

メインラックとはなんぞやと思った方も多いかと思います。
メインラックとは、頭の中で一番重要なものを置く棚のことを指します。物理的ではなく概念的なものです。
マルチタスクではなくシングルスレッド、シングルタスク処理のことを指します。

つまり、頭の中に顧客課題を常に置いたまま日々のインプット活動を行います
そうすると、目に入るものや読者などあらゆるインプットが顧客課題というフィルターに通されることになります。
それは、目的を意識したインプットになるため圧倒的に効率性が上がります。インプットしたもの通しが顧客課題をハブとして繋がり出すので顧客課題に関するマインドマップのように広がりを見せます。

なぜこれが重要かというとビジネス書や技術書は元来特定の課題を解決した結果得られたものを集約して書籍になっているからです。それは著者自体の課題であったりもしますが、売上を上げたいやコストを抑えたい、あるプログラミング言語でサービスを作るなど特定の課題や目的に添ったものだからです。

そのためそれらをインプットとして読む際に、自分自身の中に課題意識がある方がビジネス書が説いている解決策が刺さらないケースが多く、ただの知識になってしまいます。

では課題意識をもってインプットすることをメインラック思考と呼びますが、さらに意識しておくとよい項目を3つ上げます。

インプットをさらに加速させる思考法3選

①アナロジー思考

アナロジーとは類推のことで、その事象から集約可能な本質を推し量ることです。

なぜこれが役立つかというと、ビジネス書や技術書を読む際に「他に適用可能な項目があるか」という観点でインプット可能だからです。この視点があると、このケースは業務上役に立たないが、プライベートでは役に立つや本質としてはこういうことを言っているのだろうと仮説検証の練習にもなるため、他の課題にぶつかった際もこれまでの知見を引き出して再利用可能だらかです。

②メタファー思考

メタファーとは、ある事柄を例えることです。まるで〇〇のようだのように使います。

メタファーを利用すると、ある事象と同じ構造をもつものである事象を表現可能になるため「これは〇〇だ」と頭の中で繰り返し例えることで、課題解決策のストックを作れることになります。

アナロジー思考と似ていることはありますが、このどちらも適用すると新しいことを学ぶ際にも今までの知見を活かせるため、習得にかかる時間をかなり抑えることが可能です。

③再構築思考

再構築とは、ある事象を一度分解した上で作り替えることです。

課題解決に何が役に立つかというと、基本的に課題意識を持ってインプットしているともともと持っていた課題意識というのはある側面だけに焦点を当てていて実はある側面を見落としていたということが往々にしてあります。

それを早く察知するために、この課題は再構築可能かどうかという観点を持ってインプットを行います。

最後に

仕事を終えて家に帰り何かしら勉強を行う人は多くいると思いますが、業務を効率化させることやユーザー課題を解決するために役立つことはないかという視点で勉強している人はあまりいないのではないでしょうか。

己のスキルアップももちろん重要ですが、目先の現場で成果を出すことを意識した上で課題意識を持ったインプットをしていくことでさらに己のスキルアップに繋がると個人的には感じています。

現場での成果を上げ、周りの士気を挙げられるほどの存在になれるように日々邁進していきたいですね。


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