経営者のフルベットが強固な事業を作る

今回のお話

最近外出自粛に伴い、以前よりもフードデリバリーを行うようになりました。その主な利用サービスは出前館となっている。

Uber-Eatsなどもあるが対応していない地域も多く、そこの隙間を埋めるように対応店舗数が多いのが出前館である。

この3月後半の決算資料をみても店舗数が20,000件を超えていて、おそらくコロナによる問合せ増によりより店舗数はかなり伸びているのは簡単に予想ができる。

この特集動画をみていて思うのは、やはり創業者の原体験に対する強烈な当事者意識とシーンを制することがサービスを作る上で非常に重要だと改めて思わされました。

出前館でみると、コロナの影響を受けているかつデリバリーをしてこなかった飲食店の喫緊の需要とLINEとの連携によりLINEデリマ&出前館アプリによるアプローチ可能なユーザー数の多さが伸びの要因でしょう。

それだけみると外的要因が多いので運のように感じますが、カンブリア宮殿をみていくとかなり緻密にやられてきたのだなと感じます。

上場後、出前代行サービスを朝日新聞と連携して行ってきたとのこと。
配送の拠点やシステムを持っていること、新聞の売上が低下するだろうという仮説を持って朝日新聞に営業にいき連携を決められたそうです。

この社長に対するインタビューの中で面白いなと感じたのは、社長自らが配達もおこなって現場主義であるということとこの出前ビジネスを食のインフラとして認識して当事者意識を持って行動していることだと思う。

また新規事業としてシェフと組んで名店の味をデリバリーするサービスを作っているとのこと。デリバリーを軸として横展開しているのがすごい。

マインドセットとして現場現物主義であり、ユーザーのニーズやインサイトを捉えており、コアな事業に還元していくことを中心に動いていく組織作りをしてきたのが、この組織の本当の強みかもしれません。

最後に

プラットフォームとしてシェアをきっちり取っていくスタイルが本当に強いなと思います。LINEから出資を受け、LINEのテクノロジーとこれまでの出前館のデリバリーが組み合わさるとかなり強くなるだろうなという予想。

ただコロナが収束を迎え、人々が外食に戻って行く状況になった時に対してどういった対策をしているのかは気になるところ。

ただやはり事業に対してフルベットしているトップが社内外的に行動してその背中を見せているのは本当にいいなと感じました。
こんな人についていきたいと本当に感じます。

それでは、また。

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