【考察】鑑賞と設計

私は美術館に美術鑑賞することやコンサートに音楽を聴きに行くことが好きです。こう話すと、「私は芸術鑑賞苦手なんだ。」と言われることがあります。そこで"鑑賞"することとは何かを考えてみました。

私が考える"鑑賞"は製作者の意図を汲みとろうとすることです。そして、製作者がなんらかの意図をもって製作することを"設計"というのだと思います。

"設計"という言葉はさまざまな目的語に対して使用します。建築物・工業製品・広告などの形をもったものはもちろんのこと、制度・人生といったかたちのないものにも使用します。

いずれも、製作者にはなんらかの目的があり、その目的に対する意図が存在します。こうした目的を意図をもって達成しようとするプロセスのことを設計というように思います。

美術・音楽・建築物のみならず法律・制度など、身の回りには製作者が意図をもって設計したものが多く存在しています。自分なりに製作者の意図を汲みとろうとしてみると、新しい発見があり楽しいものです。