自分の感受性に花束を
目前の何気ない日常風景。
大好きなお菓子が焼き上がる匂い。
誰かが描いたさりげない絵画作品。
それらに私はひどく感激する事が、日々、多々あります。
つい最近まで、それは人類共通の感覚だと私は思っていました。
ですが、知人から「独特な感性だ」と言われ、
その感覚が「普通」ではない事を知ったんです。
そしてその感覚、そう感じる特性を持つ人のことを
「HSP」と呼ぶことも知りました。
「HSP」とはHighly Sensitive Personという、
生まれつき非常に感受性が強く敏感な特性を持った人のことを指します。
近年、よく耳にしますよね。
(詳細が気になる方は、以下から飛んでみてください。)
心療内科に元々通っていたので、
実際のところどうなのか聞いてみたところ、
「HSP」であると言われました。
時折、「HSP」は精神の病気と間違われますが、
これはあくまで特性であって、その人の性格の一部に変わりありません。
人より、多くを感じ、多くを理解しようとしているだけです。
ですが、悲しい事に「HSP」は当事者以外からは、
マイナスな捉え方をされがちです。
人は異常・非常なものを異物として見る、
防衛本能があるので仕方ない事ではありますが。。。
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ここまで「HSP」の概要や他人様の対応について書いてきましたが、
では自分自身はどう感じているのか。
私は自分が「HSP」であることが自分の強みだと感じています。
なぜなら、人一倍感覚を研ぎ澄まし、共感することで、
私は生きていることに喜びを感じるからです。
上記に貼り付けた「HSP」の概要には、
外部からの刺激に過敏に反応するなど、
私生活に障害が多々あると記されています。
確かにちょっとした物音や雰囲気の変化、周囲の態度に自分が振り回せれ、
不快に感じる事は事実です。
また、それを不快と感じながら、
遠ざける勇気がない自分にも腹が立ちます。
ですが、それ以上に誇りに感じています。
自分の身の回りで起きている変化にいち早く気づけること。
あらゆる事象に対して心を開き、自分の感情が持てる振り幅を
最大にして、全身で感じること。
これらは、「HSP」だからこそ可能なことです。
表現者として、大いなる強みです。
「HSP」の特性を持つ人の中で、
「HSP」であることに苦しむ人、悩む人の記事をよく見かけます。
必ずしも「HSP」の全てを、
当事者が受け入れられることはないと思います。
私も、生活の面で煩わしい点は、受け入れられません。笑
ただ、完全に受け入れられない人でも、
たったひとつだけでいいから、
「HSPで良かった」と思えることができたのなら、
それはその人自身への花束になるでしょう。
私含め、「HSP」である人たちが自分自身を受け入れ、
自分の感受性の素晴らしさに気がつける日がもっと増えることを祈って。
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