OODA LOOP

2019年に読んだ本で、一番印象深い本でした。


■ OODA LOOP
観察(Observe)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)
環境変化に即座に対応する機動力(アジリティ)が、競争優位の源泉。

■ PDCA
計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)

この本を読んで、今まで職場や研修で言われ続けてきたPDCAサイクルを考えてみると・・・
計画、スケジュール、手続き、意思決定と実行までの時間がかかり過ぎ、最適なタイミングで実行することよりもそこまでのプロセスが優先されてしまうことを多々見てきて、自分自身もそのフローでもがいていたことを思い出した。
PDCAは、想定外のことが起きないことが前提にあって管理することが目的になりがち。

■今は、「VUCA」時代。
変動(Volatile)、 不確実(Uncertain)、 複雑(Complex)、  曖昧(Ambiguous) 


3カ年計画って作ることが目的化していないか?
最も大事なことは、行動。意思決定までのスピード感。
予算、計画づくり、内部プロセスに長けた人材ばかりでは、これからはダメなんだと思う。
現場近くでOODA LOOPを回せるディレクション人材が不足している気がする。

本の第6章で書かれている「正」と「奇」は、これからの仕事で大事にしていきたい内容でした。
・市場ディスロケーション
 特定の市場セグメントでゲームのルールを変更させるほどの大きなインパクトを持ったイノベーション。
・正あってこその奇
・奇は事前に証明できる類のものではない。
・自ら顧客になりきる。

OODA LOOP を今の仕事で考えてみると・・・
・OODA LOOPを導入して個々人が主体的に判断、行動できることができるように日々インプット、アウトプットを意識する。(特にアウトプット)
・ミッション、ビジョン、バリューの共有が大前提。そして相互信頼。
・新しい市場作り(奇)にチャレンジ、実行に移す。(長野県へ訪れた観光客に、期待していなかったサプライズな価値を提供すること)
・環境変化に即座に対応する機動力(アジリティ)を発揮するには、やっぱりフィットネス向上が大事。つまりは、健康維持。

 

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