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もしもミルクボーイさんが「亀有」を題材に漫才したら

2020年あけましておめでとうございます。
昨年の決意にあるように子年の本年も「チューもく」される事はなくても、
私は私らしく自分が読んで楽しいと思うものを亀有香取神社に祀られる亀のようにコツコツと歩み、書ければと思います。

昨年のM1グランプリにて優勝したミルクボーイさんの漫才が好きで、過去の漫才も探して聴いたりしているのですが、地元亀有を紹介したらどんな漫才になりそうかを勝手に考えてみました。このnoteを何かの奇跡的なきっかけで見てくれて、亀有に営業にくる事があった際にネタの参考にしてくださったら最高の喜びです。


駒場さん・内海さん
「どうもー。ミルクボーイです。よろしくお願いいたします。」

内海さん
「今日は沢山の人でね。ありがとうございます。只今ベルマークをいただきました。いつも集めていただいて本当にありがとうございます。なんぼあってもいいですからねベルマーク。そんな事をゆうとりますけどね。」

駒場さん
「そういえば、オカンがもうすぐ誕生日だから、行きたい所に連れていってあげようと思って場所の特徴を聞いたんだけど、それが何処か全然わからへん。」

内海さん
「全然わからへんの。それじゃ俺がオカンの行きたい場所を一緒に考えてあげるからどんな特徴があるか教えてみてよ。」

駒場さん
「東京駅から1時間ぐらいで行く事ができて、長期連載した漫画のタイトルにもその地名がある場所やねん。」

内海さん
「それは亀有やないかい!うーん、その特徴は完全に亀有やないかい。長期連載した漫画は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でしょ。オカンは誕生日に行きたい場所は亀有でいいの?なんでこんな簡単な事がわからなかったの?」

駒場さん
「いや、それがわからへんのよね。」

内海さん
「いや、わからへん事は、あらへんがな亀有やがな絶対に。」

駒場さん
「いや、俺も最初は亀有かなと思ったんだけどな。オカンが言うには『人生で必ず1回は誰もが行っておいた方がいい場所』と宣言していて神棚にどうか行けますようにと毎朝に願っているのよ。」

内海さん
「そうか、それじゃあ亀有とちゃうか。亀有にそんなに期待がかかる名所や願掛けしないと来れない場所とか無いからね。東京観光をしていて浅草や渋谷などの都内の名所を行きつくして、他に行っていない時間が潰せそうなちょっとした場所ちゅう事の流れでくる場所が亀有やねん。東京駅から電車を乗り継ぎすれば誰もが1時間程度で簡単に来れる場所に、そんな期待いらないからね。それは亀有と違うわ。他にオカンなんか言ってなかったの?」

駒場さん
「駅前を中心として、街の中に、その漫画のキャラクターの銅像が至るところにあるらしいのよ。」

内海さん
「それは亀有やないかい!こち亀の漫画のキャラクターの銅像やそれは。駅前や街中に漫画のキャラクターがある駅なんてそんなに無いからそれは亀有しかないがな。それはさすがに亀有で決まりやって。なんで、これがわからなかったの?」

駒場さん
「いや、だってな。オカンが言うには駅に到着した瞬間に感動のあまり、呆然と涙を流しながら立ち尽くす人を多数見かけると言うものだから。」

内海さん
「そうか、それは亀有じゃないか。亀有に到着した瞬間に感動のあまり立ち尽くす人はほとんど皆無だからね。南極大陸に行くみたいに上陸できない日があるなどの特殊な場所でも無いし、東京駅からもそれなりに近いから来る事は簡単だし、駅前にオーロラが見えるような神秘的な人生観が変わるような広がる絶景とかがある訳でも無いからね。東京の23区でもかなりの端にあって、さっきも話したようにこち亀の漫画が好きな人が『暇だから今日は亀有でもちょっと行ってみようか』ぐらいの気軽さで、訪れる街が亀有やねん。それじゃあ他の特徴もっと教えてよ。」

駒場さん
「駅から少し歩いた所にある神社には、狛犬ではなくて『狛亀』が鎮座されている特徴的な神社があるらしいのよ。」

内海さん
「それは亀有で決まりやないか。もう、亀有にある亀有香取神社の事やないかい。そもそも全国的にも『狛犬』ではなくて『狛亀』が鎮座されている神社なんて珍しい部類の話だからね。そもそも狛犬は、もとは獅子が変化して犬に変わったとされている説が有力なのに、獅子はどう変わっても亀にならないからね。獅子から亀が産まれてきたら、もうそれは進化論の全否定にもほどがあるでしょ。そもそもライオンに亀の甲羅がついたら、それはクッパやないかい。でもそんなユニークな狛亀がある文化、下町文化がある場所はさすがにそれは亀有で決まりじゃないの?」

駒場さん
「いやでもな、その神社を訪れてみたらあまりの迫力に圧倒されて人生観が180度、全く変わったという人が続出したらしいのよ。」

内海さん
「そうか、さすがにそれじゃあ亀有と違うか。亀有香取神社は確かに歴史ある神聖な神社ではあるけれど、社が壮大に大きいものでもなければ、明治神宮のように壮大な参道がある訳でも無いからね。神社としても出雲大社や伊勢神宮みたいな神聖な宝物館を備える建物という訳でも無いからね。神社の大きさ的にも他の街にあれば『狛犬が亀』のちょっと変わった神社の位置づけだから、さすがにそれはないか。他に何か聞いている事はないの?」

駒場さん
「その漫画では警察官が銃を簡単に発砲しちゃうような、むちゃくちゃな行動が人気のギャグ漫画らしいのよ。」

内海さん
「だから、こち亀の両津さんでしょ。もう完全に決まりやがな。だいたい、簡単に発砲するぐらいのむちゃくちゃな行動する警察官がいるようなキャラクターが人気のギャグ漫画は、他に『元祖天才バカボン』や『がきデカ』と相場が決まっているものだからね。もうほとんど決まりやがな。そうでしょう。」

駒場さん
「いや、俺もさすがに亀有で決まりと思ったんだけどな。オカンが言うには、実際に街中で警察官が発砲しているシーンを良く見かけるらしいのよ。」

内海さん
「そうか、さすがにそれじゃあ亀有と違うか…。というか、そもそも日本なのかもかなり怪しくなってきたよ、その一言で。そんな場所ある?亀有がいくらこち亀の漫画の街だからといっても交番前で自分の食事を取っていった泥棒猫に発砲する警察官なんていないからね。駅前の交番でね『両津さんは何処に行きましたか?』と聴いたら交番の警察の人は『両津の奴はまた何処にほっつき歩いてサボっているかも知れないから見かけたら教えてください』とか人に合わせて話してくれる事あるけれど、それは亀有の下町の人情で話してくれているだけだからね。実際に道を聞いたら、発砲してくる警察官いたら嫌でしょ。毎日が不祥事で連日ニュースで取り上げられてキャスターも視聴者も飽きちゃうし、誰も怖くて交番に近づけないよ。他になんかないの?」

駒場さん
「その漫画のタイトルを省略すると『こち亀』というらしいのよ。」

内海さん
「ほら、さっきから何度も何度も『こち亀』って言っていたでしょう。もうこんな確実な情報ないやん。亀有で完全に決まりと違うの。」

駒場さん
「いやでも、その場所は『亀有』では無いって。」

内海さん
「本人が亀有では無いって言っていたら、亀有では無いか。それじゃあオカンを誕生日に何処に連れていくつもりなの?」

駒場さん
「一か八か『亀戸(かめいど)』に連れて行こうと思っているわ。」

内海さん
「いや、それは絶対に違うやろ!どうもありがとうございました!」

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