【大統領の執事の涙】感想文

 見て良かったなぁ。

 当時の黒人の中では、ある意味非常に恵まれた地位である「大統領の執事」という立場から黒人差別の時代を描く、その視点が面白かった。

 人権を求め、差別に抵抗し、力強く我慢強く闘った多くの人たちと対照的に、真の顔を隠し、高いモラル、威厳ある振る舞いを見せつけた執事も確かに戦士だった。

 公民権運動を闘った、勇気ある人々に捧ぐ映画。自由の国アメリカの、建国の父達の夢が今でも生き続けていることを、彼らは自らの手で証明した。

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