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フィロのス・FC限定ライブ“Funky But Chic Returns”に行ってきた話

2023年3月21日、フィロソフィーのダンスFC限定ライブ“Funky But Chic Returns”大阪公演に行ってきました。

1月に行われた日向ハル生誕祭にも参加しましたが、フィロのスとしては私にとっては、昨年11月19日の日比谷野外音楽堂でのおとはす卒業公演以来の約三ヶ月ぶりのフィロのスライブです。もちろん、新体制としてのワンマン公演は初めて。
昨年5月からファンになって以降で3ヶ月も間を空けたのも初めて。
また私は、野音以降は当日聴いた『Gimme Five!』を除いてはほぼ自分からフィロのス音源をシャットアウトしていました。
ライブで新生フィロのスに立ち会うまでは、やっぱりまだまだ、これまでのフィロのスにも、新しいフィロのスにも、どう対峙して良いのかわからなかったので…。
それでもメンバー出演のラジオやSNSなどはチェックしていましたし、おとはすについてももちろん、ポッドキャストや映像配信なども追いかけていましたので、完全に距離を置くということはなかったのですが…どうしてもそれまでの4人での音源やパフォーマンス動画などは触れてしまうと感傷的になってしまうようで。
今の新しい5人のフィロのスも大好きだから、尚更戸惑うものでした。昨年5月にハマって以来、本当に毎日毎日聴き、見倒していたのにねぇ…。まあだからこそなんだけども涙。

さて。

遠い目…(車窓からZeppなんば見えた)。


大阪・FANJ twice

来たぜ!!!!!(アメ村なんて10年以上ぶり?)

今回は昼夜の2部ともの参加。楽しみすぎる!!!!

まずは1部。この回では整番が結構前の方だったので、会場でも2列目とかなり近くで開演待機。あー楽しみ。

暗転、メンバーがステージに現れました。
私の立ち位置はステージ向かって上手寄り。そこからはちょうど目の前に、新メンバーの香山ななこちゃんがスッと跪く姿が見えました。

瞬間、ぞくっとしました。

あ…このこ、やべえ…

と、一気に持って行かれてしまいました。これはかなりな衝撃でした。

ななこについては、なによりもフィロのス愛。そして最年少ながらも、堂々たるパフォーマンスはまるで、フィギュアスケートに突如現れた若いスターを見るような感覚でした。

前回の記事で、オーディションからの彼女の印象を記録していました。それはその通りで受けた印象そのままに意識はしていましたが、パフォーマンスに入るその前からその凄みを受けた形です。表現するのはとても難しいんですが、その佇まいに、ぞくっとしたんです。彼女は年齢非公開ではありますが、メンバーの中で恐らく最年少(10代…か⁈)でも背は高くて、それでスッと背筋が伸びたとてもきれいな姿勢。まだまだあどけなさのある幼い顔立ちでいながらも、瞬間、スイッチが切り替えたように鋭い眼差し…ってさあ、あなた、ほんとに新人???

歪んだギターの音が響き出します。『熱風は流転する』です。

湧き上がる歓声。

公演直前に、解禁された声出し。
私にとっては初めての、声を出して参加するフィロのスライブ!!!
そして、私自身でも実に3年以上ぶりにライブで声を出します。
しかし、ブランクとは不思議なもので、いざ声を出してみると上手く出せていないような変な感覚でした笑。むっちゃ変な声な気がする(-。-;
でも、やっぱり、ライブで声を出せるのは、たのしいいい。゚(゚´ω`゚)゚。

衣装は、野音で披露されたGimme Five!のモノクロ衣装です。私はこの衣装大好き!
熱風では上下の動きが多めでその度に、身体を取り巻くフリルのボリュームが、振りに立体感を更に与えてくれます。
衣装のボリュームがあるとは言えど、しかしつくづく、1人増えただけなのに、大人数に見える、厚みがこんなに出るんだなぁ…。偶数から奇数になるというところで隙間が埋められているような錯覚。
とにかく、ボリューム、情報量、マシマシ。ちょっとやそっとじゃあ、消化できません。

そして熱風、ななこの台詞箇所は関西弁気味で「もう、油断しとったやろ!」
ひょーーーー。゚(゚´ω`゚)゚。

続いて、『ロック★with  you』。
ヲーううおおーウォーウウォーオ!!!!!
これこそ声を出すための曲です!!!
あっ!あっ!あーーーーたのしいいいいいいいい。゚(゚´ω`゚)゚。

そして、ラストサビ、
”感動的なフィナーレは待ってても来ないから、つかみとれ“
歌うのは、新メンバーの木葭ののちゃんでした。

”ロック★with You”を聴いていたら、不意に入って来た、”感動的なフィナーレは待ってても来ないから、つかみとれ“の十束さんのフレーズ、歌声に撃ち抜かれたのが始まりでした。

私とフィロのスのきっかけの曲、始まりのフレーズです。
不意に涙が溢れました。
おとはすは、ここにはもういない。そりゃあ勿論、寂しさは否めない。
だけど、ののがこのフレーズを継いでいたことにも、こみ上げてしまったんです。

オーディションでののは、自信の無さからか涙を見せるようなか弱さもありつつ、強い意志、夢にかける情熱がとても魅力的でした。特に、最終審査でのメンバーとパフォーマンスした『フォーカス』でのフリーパフォーマンス。“いままで生きてきた中で一番、この瞬間に心を燃やします!!”と彼女が叫んでいた姿が私は胸に熱く、強く残りました。

そんな彼女を体現するかのようなフレーズ。
私はこれは卒業を前にしたおとはすリンクの詞だと思っていたのですが、ああ、新しいフィロのスだ、と実感しました。新しい物語でもあり、これまでのものもきちんと紡いでいる。私はうれしくなりました。

あーー。ロック★with you、また好きなっちゃったわ。

そして『テレフォニズム』。
やっぱり、テレフォニズムといえばおとはす!なところが誰にもある曲だと思います。それをどう再構築するのか。それを見据えてか、オーディション最終審査曲のひとつでもありました。
他過去曲でもそうでしょうが、おとはすパートをのの・ななで繋いでいて、かなりおとはすの歌声に寄せている印象でした。違和感無く聴けたのもありましたし、なによりオーディションではまだ歌唱が不安定なところもあったのを覚えていましたが、これが全く堂々と完壁に歌もダンスもこなしていました。これが、プロか…!!
でもこんなふうに、もっともっと5人での“成長していくテレフォニズム”を追っていきたいと思いました。


その後、曲前に寸劇?を入れた『オール・ウィ・ニード・イズ・ラブストーリー』(おとはす去り後、収拾がつきづらくなってませんか笑?日向さん頑張ってる…内容はアレでもう自主規制です!奥津さん手元モザイクかけて!!)、『VIVA運命』(先日の日向ハル生誕祭でもソロ歌唱で見られてむちゃくちゃ上がって、もう今回も嬉しかった…)と続き、『Gimme  Five!』へ。

私には野音での初披露以来です。改めて、野音での『Gimme  Five!』について。
当時は自分の精神状態が振り切りまくっていたので、自分で見たものはおぼろげでしたので、その後配信された動画を何度も見てました。お披露目のののななは勿論なんですが、日向さん、奥津さん、佐藤さん三人の緊張感がもうビシビシ響いてくるのが堪らなくて。
彼女たちのパフォーマンスにいつもある、良い意味での“遊び”が全く無いんです。そしてそれがまたすっごい良い意味で。ののななが居る、5人のフィロのスを凄まじい集中力で支えている。だからか、3人の表情が見たことがない格好良さがありました。
当時は状況が生んだ奇跡のような瞬間であり、あのようなパフォーマンスを見るチャンスはもうあまりないと思います。

それを受けての今この『Gimme  Five!』、言ってみれば通常運転ということでしょうか。コントロールできてきているよう。こういう見比べできるのは面白い。
そんで大前提で、この曲は本当にかっこいいんですよね。
日向さん・奥津さんそれぞれの“It‘s Funky,Funky,Night,Yeaaaah!”の絶対的に場を制すあのシャウト。痺れます。改めて痺れました。
そして特筆したい、佐藤まりあ。日比谷でのパフォーマンスでもそうでしたが、この曲で一気に彼女の逞しさが割増になっていて、それが佐藤さんの美しさも加速させてるんです。そんでそれがこの曲の格好良さに拍車をかけてる。
3人のそれぞれの立場が、これまでの他曲とガラッと一変して、それがフィロのスを支えている。

そして本編ラストは、『ライブ・ライフ』。
パフォーマンス眺めながら、まだまだ短いながらも私がみてきた『ライブ・ライフ』が巡ってました。ああ、ここでおとはすああいう動きしてよな、そんでよくあんな表情してたよな。
コールも手を挙げることも出来ずに、私は、ぽろぽろ、涙をこぼしていました。

今夜新しいダンスが まだ知らない世界をよんでる

なんだかやっと、ほんとに。ありがとう、おとはす。
ののちゃん、ななこちゃん、よろしくね。
日向さん、奥津さん、あんぬちゃん、堪らんね。

フィロのス、まだまだ楽しみだ。好きだわ。


その後、撮影タイム!を経て本編終了。
アンコールは、『ファイナル・アンサー』、『DTF!』。
『ファイナル・アンサー』は、今シングル中でかなり好きな曲なので披露観られてうれしかったです。90年代初めあたりのガールポップ調というか、かわいさキラキラ。中盤、固まったメンバーをののがまるでひとりづつ魔法をかけて動かしていくような振りが印象的でした。くぁわいい…。
『DTF!』もむちゃくちゃ盛り上がり。日比谷を思い出すようなウェーブも楽しかったです。

撮影タイムにて。日向さんむちゃくちゃ良い表情

その後、2部では今度は最後方にて。背が低めの私でも結構見易く、これはこれでステージも客席も全体を見渡すようでよかった。

セトリは、1部での
『テレフォニズム』→『すききらいアンチノミー』
『ライブ・ライフ』→『ダンス・ファウンダー』
といった可動。

新参者の私にとっては、やっとフルでみられたアンチノミー。
ラブ・ライフ同様、四人での姿を重ねながらみたダンス・ファウンダー。


あーやっぱ、楽しいわ!フィロのス!

先のツイートでの十束さんオマージュのつもりです
図らずも、ののちゃんの大阪での初チェキいただいてしまいました…


次はバンドセットでお会いしましょう!

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