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東博で可愛いを探す旅

 東京国立博物館、略して"東博(トーハク)"
本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、表慶館からなる広大な博物館。もう、聖地と言ってもいいくらい。

 長男坊、大介の夏休みの希望と言うよりも科博と東博の空気を定期的に吸わないと死んでしまうと嘆くので前日に国立科学博物館へ行き、次の日には東博という盆と正月が一緒にやって来たような日程だった。チビ介がいると東博へは恐れ多くて入れない。しかも、今回は開館から閉館(特別展が終わる7時)までいた。修行だか学びなんだかどうなのか分からん1日だった。悟りは開けていないけれど、夜中に脚が攣った。総歩数はそれぞれで1万5千歩超えだった。

 今回は「可愛いを見つけよう」と決めて館内を巡る事にした。私の主観なのでかなり偏った可愛いになる。可愛いは人それぞれ。

 先ずは高円宮様の根付けコレクション。ここは来る度に展示物が変わっていて可愛いとユーモラス、素敵でいっぱいだ。私が大好きな必ず行く展示室だ。
 作品を目にしてから名目を見ると「なるほど」と思ったり、思わず笑ってしまったり。手のひらに乗る小さな世界感、精巧な作りに感嘆する。

館内の装飾も美しい本館

 ちょっと歩くだけで可愛いを発見できた東博
私の主観で見つけた可愛いを少しだけ

仔犬の香炉
栗本丹州の『千虫譜』(写し)のハブ
国宝の銀象嵌名大刀にも可愛いが
象の香炉

他にも埴輪、小袖や硯箱に彫刻…と東博は可愛いで溢れている。小袖は着用したらどうなるのだろう?と考えると楽しい。
 特別展は『古代メキシコ』こちらも可愛いと思うものが沢山あった。

 こうやってテーマを決めて廻るのも楽しいなと気づいた。今までは教科書に載っていたモノが目の前にある!国宝が目の前にある!という浮かれた気持ちばかりだった。教科書に載っていたモノ、国宝、重要文化財と肩書きばかりに目が行っていた。
 別に肩書きなんてなくても素敵なものは素敵だし、可愛いらしい、そして心は踊る。

 次回はどんな可愛いを見つけられるのか?それとも別のテーマで見学するのか楽しみだ。

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