なぜこの仕事を選んだか〜大学職員の就活〜

せっかく書くなら誰かに読んでもらいたいので、食いつきの良さそうな記事を書く。
就活指南の内容ではないので悪しからず。

私が就活した2019年は、オリンピックで景気が上向きの売り手市場だった。
と言っても、大企業はそれなりに狭き門。
有名大学でもなければ、英語が話せるわけでもない。
安定を目指して公務員を志望した。
ちなみに中学生の時から将来の夢は「公務員」だった。理由はクビにならないから。
親からつまらんやつだと言われた。
そんな親も公務員だった。

とりあえず、県庁かベットタウンの市町村を狙うつもりだったが、説明会でたまたま聞いた国立大学法人に興味が出た。
いろいろ調べて、面白そうだと思った。
とりあえず某大学のインターンシップに参加した。
そこで聞いた話は、自分の想像していた業務とは全く違っており、魅力的に見えた。
この業界だと心に決めた。
ちなみにその大学は面接で落ちた。

それからは私立大学を第一希望にし、国立大学と県庁・市町村を第二、企業を第三で活動した。
卒業研究に加えて、公務員試験の勉強もしなくてはいけないので、企業の方は納得のいく中小を2、3とチャレンジ大企業1社に絞った。
中小の方は5月には内定がもらえたので、あとは試験勉強に注力できた。
大企業は、面接でしっかり落ちた。

公務員は、国立大学法人がメインなので、教養で十分だったが、お試しを兼ねて県庁の専門職も受けた。
専門科目の勉強は一切しなかったが、講義の知識だけでそれなりに解けてパスできた。
母校の先生はしっかり授業してくれていたのだと感心した。

本命大学の面接にあたっては、母校の就職課にお世話になった。
企業の就活では利用してなかったが、今思えば企業の時から相談してもよかったかもしれない。

当時の自分は、大学業界をガチで狙いにきてる奴なんて他にいないだろうと思ってたので、意気込みだけは自信があった。
「ホワイト」「楽で高給」と言われているのを後から知ったので、先に知ってたらビビってたかもしれない。
「大学職員は楽で高給か?」はよく界隈で話題になるので、いつかちゃんと書きたい。
ただ一つ言えるのは、企業に比べたら恵まれた環境であることは間違いないと思う。

集団討論では、自分の考えていた施策に関するテーマだったのでいい意見が言えたと思っている。
ただ、グループの最終決定が、軌道修正虚しく、個人的に考えうる最悪な結論にいってしまい落ちたと思った。
グループの結論がダメでも諦めなくて大丈夫。

面接は企業とあまり変わらない。
本命の前に受けた別の大学の面接が尖りすぎてたのもあり、緊張はしなかった。
その中で、「少子化で危機の業界だとわかってるのになのになぜこの業界を志望したのか」と聞かれた。
回答は事前に考えてあったが、本心を聞かれている気がしたので、率直にこの業界を心に決めた時の気持ちをぶつけることにした。

それからかなり待たされて落ちたと思ったが、なんとか合格して今に至っている。
実際働いてみての感想は、思っていた通り、ガチガチの前例主義で、保守的だった。
ただ、面白いと感じるとこともある。
自分には合っていたと今はまだ思えている。

ただ、就職相談の担当だけは自分では無理だと思う。
中学生で将来の夢「公務員」と書くような奴が前向きなアドバイスなんてできるわけがない。

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