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恋愛に告知義務はあるか?

人間誰しも知られたくないことはある。
コンプレックスや生い立ち、過去に負った傷は曝け出したくない。
保険に入る前には告知義務により個人のパーソナルな情報を公開しなければならない。
これは恋愛でも同様なのだろうか?

パーソナルな情報は個人の内に秘める権利を持っている。(出自やジェンダーなども、公開しない風潮が段々と出来ている。)

さて、これはパートナーでも同様なのだろうかとふと考えた。パートナーといっても、付き合っている段階から結婚している段階まで様々な状態がある。パーソナルな情報は、どの段階からどこまで公開すべきなのか。

というのも、自分はうつを患っていた時期がある。病状は一番きつかった時期からかなり良くなったが、今も通院は続けている。これを自分は付き合っている彼女に早い段階で公開した。

うつを公開するのには勇気が必要だった。将来を考えたら、自身を受け入れてくれる保証もない。相手にも大きな精神的負担をかける。しかし、ずっとうつであることを秘めるのも後ろめたさを感じていた。

もし、仮に将来結婚後もうつであることを言わなかった場合を考える。自身が更に病んで、動けなくなったときうつであることは知られる。その時に夫婦の信頼は保たれるだろうか。自分には自信がない。

もちろん、公開しないという選択肢も尊重している。自身は自身であり、パートナーであっても、パートナーだからこそ知られたくない情報はたくさんある。

だらだらと考えを巡らせては結論をだせずにいる。ここまで書いたのに結論が出ず申し訳ない。自分はうつ病を公開したことに後悔はないが、それは受け入れてくれるパートナーありきであった。

パートナーの語源は部分を指す”part”に人の接尾辞”er”がついたものだ。「個人の一部である人」、良い言葉だと思う。パートナーを自身の一部とみなすなら、告知義務は必要なのかもしれない。(曖昧な結論で申し訳ない。)

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