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小説、のようなもの

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物語になりきれない物語たち
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#恋

幸せなら、音楽なんて必要ないよね

『本当に幸せなら、音楽なんて必要ないと思うんだよね』 そう言った君の言葉が、何年経っても…

oil
13日前
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あれは、恋だった。

仕事終わり、最寄駅から家への帰り道。 公園の近くを通りかかった時に、ふと昔見た風景がフラ…

oil
2週間前
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言えなかった気持ちは、ため息に変わって消えた。

「何飲む?」 僕がそう聞くと、彼女は食い気味に答えた。 「ビール!」 その勢いに、思わず…

oil
10か月前
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君のいない毎日

仕事帰り、よくコンビニに立ち寄る。 ここで雑誌を立ち読みして、明日の朝食を買って帰る。そ…

oil
1年前
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僕と君はカタラーナとブリュレのようで

「カタラーナとブリュレって、何が違うか知ってる?」 彼女にそう聞かれた時、僕は少し考える…

oil
1年前
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君の好きな音楽を好きになりたかった

「好きなバンドとかいるの?」 大学の時付き合っていた女の子に、そんな質問をしたことがある…

oil
1年前
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「18、19の時付き合ってた人と結婚する人って多いよね」

大学生の時、付き合ってた彼女に言われた言葉。 結局実現することはなかったけど。 彼女とは、大学時代に同じ部活に入ったことがきっかけで出会った。 ただ、出会ってすぐ好きになったわけじゃない。 一緒にいるうちに彼女の優しさや笑顔に触れて。 いつの間にか好きになっていた。 大学で初めて出会ったけど、お互いの家が歩いて10分ぐらいのところだったことにも運命を感じた。 大学2年生の春。 出会ってから9ヶ月程経った頃、僕は彼女に告白した。 場所は、彼女の家の近くの公園。 女子校育