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【2024年5月】空白を埋めない
時間割を作っては、開いている箇所を埋めたくなり、
スケジュール帳を開いては、空欄に文字を書く。
そんな日々にとりあえず句読点を。
人並み以上にゴールデンウィークを満喫したかもしれない2024年5月。
気がつけばやっぱり追われる日々。
今日も月末ですよ!
今月の仕事
久しぶりに長い休みを取って、旅行。
高知県へ行ってきました!こんなことでもなければ、高知県へ行くってないだろうと、思い切る。
長い道中(14時間かかった…)、生きてる間にまた行けるかどうかは(体力的に)、帰ってきた今あやしい気持ちだ。行っておいてよかった。
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久々の旅行は思っていたよりも楽しく、気分も入れ替わり、とてもよかった。またこういう機会は作るべきだと決心した次第です。
そんなこんなで、今月は仕事がてんてこ舞い。
さらに、いつもより手間がかかるものも多く、新しく入れた機械に、本をペラペラ、ネットで検索したり、・・・
使いこなすのは、なかなか難しいけれど、これを使いこなせたら、仕事も捗るはず!
わっさわっさしていたら、溶剤を床にぶちまけて、アセトンの匂いと悲しさにうなだれる。
楽しかったり、悲しかったり、忙しい5月だった。
張り替えはInstagramにて!
そして、日記が全く書けていないことに気がついた月末。
何でも地道に、一気にやろうとせず、少しずつ進めて行くことも大切だって悟ったはずなのに。
一日が24時間じゃ足りないね。
新しい道具
時々くる革の仕事。
同業の皆さんは革漉き機をきっと持っているのだろうけど、革漉き機ってなかなか高価だし、会社に勤めていた頃、革の仕事はあったけれど、革漉き機はなかった。
だからこそ、自分で開発した鉋を使って仕事をしていた。
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その後、開業してから、独立した先輩のInstagramを見て、画期的!とアナログの革漉き機を購入(Amazonで1万円くらい)
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先日、8年越しに勤めていた会社の現場設置の手伝いに行った際、
「お前が作業していたところに、今革漉き機置いてるわ!」
と、言われ、
えーー!!!
会社が買ったなら、私も買っていいかと思い、
買えそうな値段の革漉き機を探したところ、メルカリでGET!
使ってみると、なんと!(衝撃的)
今まで、何で頑なに手漉きしてたんだ!ってくらいきれいに漉ける。
中古の現在生産されていない機種。
それでも、革漉き機と言えばコレ!という名機。
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今まで、何時間もかけて革を漉いていた作業が一瞬に思えた瞬間。
感動!!
素晴らしい機械を開発してくれた方に感謝です。
まぁ、長年手で漉いていたからこその感動かしら。
空白を埋めない
休みなんていらない、ずっとそう思ってきた。
というよりは、休むことが怖かった。
スケジュール帳に少しでも空白があれば、「はい、出来ます!」と言った。
休日が無くても、睡眠を削っても、仕事が出来ればそれでよかった。
仕事が好きだった。
けれど、ある日焦げた匂いが鼻を突くようになった。
気のせいかな?そう思いながらも、
出来ていたことが、どんどん出来なくなっていく気がした。
実際、出来ていない諸々に日々悩むようになった。
眠ることに罪悪感を感じるようになった。
旅行に行く道中、知らない道を走ることが怖く、
安全に、そしてちゃんと無事に帰ることを最優先した。
ずっとずっと仕事を最優先で考えてきた。
食べるものも、寝ることも、身なりも、二の次だった。
自分の事を考えることが、自分を大切に思うことは、悪だと思っていた。
そんな暇あるなら、仕事しろ!そんな時代だった。
そんな考えを捨ててハンドルを握った。
夢を叶えることも、幸せになることも、
仕事に関係なく追いかけられることにふと気がつく。
自分が自分らしくちゃんと生きている事。
自分を生きながら、並走して仕事をする。
それでいい。
仕事が好きな自分もそこにはちゃんといる。
自分を生きるために、
これからは空白は埋めない。
古い椅子を張り替えて展示販売する「座と輪の古椅子展Vol.2」の開催を目指しています!