服選びはそれ着て飯屋に行くかで決める。

離婚するまではパートナーの思考もあってかブランド思考が染み付いていて、その価値観で10年以上過ごしてきた。

その結果、今自分のクローゼットにあるのはお金をかけて買った服、いわゆる「1軍」と呼んでいたものたちと、

家で着るときに困らない=ユニクロ中心の服で構成されている。


そんな服たちを目の前にしていつも陥るのが、
「今日のお昼食べにどれを着ようか」という心理状態である。


本来であればおかしな話で、自分が欲しいと感じた服の中から着れば良いだけのはずが迷いが生じる。

自分はその服を着てどんな場面でも過ごせるかという感覚がなかったことに気づいた。


今の自分のクローゼットには、ちょっとオシャレなレストランにも、吉野家やマックにも、汚い居酒屋にも、どんなときにも「とりあえず」で済ませられる服がない。

もちろんシチュエーションを合わせた服を持っているのは必要であり、服本来の役目であることは理解している。

ただ、自分の場合その選び方が偏りすぎていたんだなと気付かされた。

それはきっと自分のためだけでなく、相手に合わせて洋服を選ぶという行為を無意識のうちにしてたんだなと。

これからは、どんな飯屋にもいける服たちとだけ過ごしていきたい。

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