『私の愛した能登半島』能登半島地震体験記⑦〜防災って何する?〜
こんにちは、ディーケーです。
今回は防災についてお話ししたいと思います。
①今回の地震から
まず、今回の地震の際に私が準備していたことは?
はっきり言って何もありません。
石川県では2020年12月から地震活動が活発になっていましたが、防災に関することは何もしていませんでした。
実家の耐震、免震、防災バッグの準備などあると思いますが、ほとんどしていませんでした。
犬がいたので、避難所には入れないから車で過ごすことは考えていましたが、それ以外は本当に何も準備していませんでした。
②無事だった理由
全く準備をしていなかった私が怪我なく無事だった理由は何か?
はっきり言って、運だと思います。
私の実家は、倒壊していないものの、柱や土台が曲がったり、崩れたりしていて全壊状態です。
住める状態ではないです。
しかし、周りの家が軒並み倒壊している中で、私の実家は倒壊を免れました。
本当に奇跡だったと思います。
それ以外にも、初詣に出かける予定だったので、みんなコートを着ていて、防寒対策もできていたのは季節的にも良かったのではないでしょうか。
また本震の前にもやや強い揺れの地震が発災したので、留守番をしていた犬2匹を含めた家族全員が無事だったのではないかと思います。
偶然や奇跡の連続により、生きることができているのだと実感します。
③防災対策
しかし、そんな運も次の大きな災害時に起こるとは思いません。
そのために、常日頃から防災対策、意識をもって取り組んでいかなければいけません。
では何をするべきなのか?
私は以下の3つをあげます。
①家屋の耐震、免震化
②防災バックやヘルメット、ラジオ、懐中電灯の準備
③水道水の備蓄
簡単に3つのものをあげましたが、それ以外にもたくさんあります。
その中でも、この3つは今からでも準備をしておいたほうが良いと思っています。
①について。
今回の能登半島地震では多くの家屋が被害を受け、全壊家屋は8795件に上ります。(2/20調査の資料)また亡くなられた方の多くが倒壊家屋の下敷きになった圧死が4割になります。
家屋が倒壊してしまうと、住む場所がなくなり、避難所などでの生活が余儀なくされます。
そうならないためにも、家屋の耐震、免震化を進めていくことが大事です。
②について。
地震が起こって、すぐに持ち出すことは難しいかもしれません。そんなことを考える余裕もないのではないかと思います。
しかし、準備をしておいて損はないと思います。
特に、ラジオや懐中電灯など、スマホが発達した現代では持っていない人も多いかもしれませんが、今回の地震では、スマホの電波も繋がらず、電気もないといった状態に長期間置かれた方も多くいました。そうなった場合でも、ラジオの電波を受信できたり、懐中電灯の灯りが役に立ったりしたという話も聞きます。
スマホに頼る現代の生活において、アナログな物も役に立つのだと感じました。
③について。
今回の地震では、多くのライフラインが長期間壊滅しました。
特に水道水は2ヶ月以上復旧にかかったところもあります。
水道水を飲めない、使えない状況は非常に苦しいと今回の地震で感じました。
トイレができないのは衛生的にも厳しかったです。
以上のことだけではないと思いますが、この3つのことは特に大事だと思い、挙げさせてもらいました。
地震大国日本において、防災対策は誰もが必要なことです。
ぜひ、日頃からできる防災対策を行っていってください。