めあて
箱根に行ってきた。
ロマンスカーに乗って、ほんとあっという間に着いちゃうんだね。
乗る前には、子供たちも含めてみんな一冊ずつ本や絵本を買って、お弁当を一個ずつ、缶ビールは妻と二本ずつ。
迷った挙句、500ml缶1本と350ml缶1本。乗車時間とお腹の空き具合で、最適なビールの本数を出してくれるアプリがあるといいのに。
出発当日の朝、ずいぶんと早くに目が覚めてしまったので、旅のしおりを作った。
息子の小学校で、「めあて」というのをいつも大事にしていて、たとえば「遠足のめあて」とか、「運動会のめあて」とか、要はそういうイベントや作業を通じて、何を得るか、大事にするか、ということらしい。
僕はなんだかこの「めあて」が随分気に入っていて、手作りの旅のしおりにも、この「めあて」を真っ先に書いた。
僕らの旅の「めあて」はこうだ。
「みんなでニコニコ。いつも頑張っているみんなを誉めてあげよう。たくさん笑って、ゆっくり楽しもう」
何も考えずにササっと書くと、ほぼそっくりそのまま、自分に向けてのメッセージのようで、ひとりで笑ってしまった。というか、もう自分に向けてやん、と。
たしかに、引越しが終わってからは、やることも多くてあんまりゆっくりも出来なかったし、環境の変化でちょっとピリピリもしてたかなぁと思う。
でも、きっとそれは自分だけではないし、家族みんなも同じ。みんなよく頑張ってるよね。いろんな、新しい環境で。
僕がニコニコしていれば、妻もニコニコするし、そうすると子供たちもニコニコするし、それを見た僕はもっとニコニコになる。
旅のしおりには、子供たちが好きなキャラクターをふんだんに散りばめ、行程表を設け、自分でも納得の出来上がり。
子供たちは朝からそれを見て、すっかり旅へのテンションがあがる。娘は紙に書かれたキャラクターをひとつずつ探し出して、息子はしおりをずっと握りしめながら、タイムキーパーをやってくれた。
くしゃくしゃになるまで、ずっと最後までそのしおりを持っててくれたので、書いた甲斐があった。笑
めあて、があるといいな。
なんでもそうかもしれないが、「めあて」なんて口に出したり言葉に書き出さないと、忘れるともんね。
大人のくせに、色んなことの「めあて」なんて失いがちだなぁ。
大人が言う「めあて」って少しやらしいような言い回しなんだけど、ポジティブな意味で「めあて」を考えるのオススメ。
何をやるにしても、大事にしたいことがそこにあると、いいもんね。そこから得られる気づきも、とっても多い。
なんて、偉そうなこと書いてるけど、今回の気づきは、「次のロマンスカーは、350m缶二本が、ちょうどいい」ってこと。あと、紫陽花がとっても綺麗だった。天気は、ずっーと雨だったけど、全然、「あいにく」の雨ではなかったもんなぁ。また、みんなで行こうね。
お蕎麦屋さん開きたい。