11/16の日記 (いっしょ)
金曜なので、そろそろ今日のビールのことについて考え始めているのだけど、昨日ぽこねんさんが作ってくれた日常系note同好会に、乗っかってからにしようと思う。
なんの話だ、という方はこちらの記事を。
ビールは逃げませんし。
鉄はお熱いうちに、とか言いますし。
僕も言われてたしかに、日常系note(この言葉をすっかり気に入って使っている)ばかり読んでいる気がする。
人の日常をちらりと覗くのは、覗きが趣味なわけじゃないし、満たされない生活を他人に埋めてもらうわけでもなんでもなくて、ただ単純に読んでいて、頑張ろう、頑張って、と思えるからだ。それ以上でもそれ以下でもない。
どうしてみんな日常を書くのかなぁ、と考え始めて、はてどうして自分は書いているのか、と、まずそこから考えないといけない。
それはまず、毎日書くと決めたからだ。決めたところで、毎日毎日、高尚なこと書けるはずもなく(年に1度でも無理だけど)、半ば仕方ない感じで日常を書き始めた。
では、なぜ毎日書くと決めたのか。それは毎日書かないと、書けないからだ。簡単に言うと練習だ。日記ドリルだ。子どもころ一番嫌いだったやつだ。
これまでの人生で文章をたくさん書いてきた人、いま文章を書くことに携わっている人、文章を書くことが好きな人、そうした人たちは毎日書かなくても、満足のいくものが書けるかもしれない。「こういったものが書きたい」という気持ちのもと、それをある程度の形にすることができるかもしれない。それができない僕は、とりあえず質より量を選んだ。書くしかないのだ。
僕がnoteを書き始めた理由は、何か生活をガラリと変えてみたい欲があった。あった、というか今もある。仕事に追われ、毎日くさくさしていたのかもしれない。自分の感情のままに子どもを叱ってしまったり、妻に素直にありがとうと言えない日が続いたりして、これではいけないと思った。
そういう気分のフレというものは、1年を通じてやってくる。春夏秋冬、季節の移り目、出会い、別れ、1年過ごすとなにかとあるもので、花粉のように台風のように、そういうフレは毎年決まってやってくる。人生昇り調子でずっといくわけじゃない。
その度に僕は、一年前の手帳を引っ張り出して、この時期はどうだったけなぁ、と、手帳の隅に書かれた一言、二言、走り書きを拾っていく。でもわからない。自分は何に落ち込んで、どうやって元気になって、何に笑って、何に悲しんで、何に感謝をしてきたのか。
もっと具体的に書かないといけないと思った。書いて、考えて、知っておかないといけないと思った。自分が何に落ち込んで、どうやって元気になって、何に笑って、何に悲しんで、何に感謝をしたのか、を。
何気ない日々というのは、本当に何気なく過ぎていくし、そのとき何を考えていたのかなんて、二度と思い出せない。だいたいお酒飲んでると次の日にすら覚えていないのに、一年後に思い出せるわけがない。
じゃあ手帳に日記を書けばいいじゃない、と言われるかもしれないけど、手帳に書く日記は、自分しか読まない前提なので、いろんな感情を端折って書いてしまう。どうしてそれが嬉しかったのか、悲しかったのか、楽しかったのか、他人に伝える前提で考えて書かないと、いつかの自分にも、伝わらない。
noteはデザインもシンプルだから、書き始めの画面も、日記の新しい1ページを開くようで、とても気に入っている。たまにその真白な画面の前で呆然としてしまうこともあるのだけど。自分が思ったことを、丁寧に書かせてくれる、そんな気がする。
はぁ前置きが長いなぁ。今日は、僕が読んでいる日常系noterさんを紹介したい。すでにぽこねんさんが紹介されたnoterさんとは、別の方たちだけど。そもそも読むペースが遅いので、あんまりたくさんの方をフォローできていないのだけど。
◇ ◇ ◇
unmakoさん
毎週、一週間分の振り返り日記を書かれている。他にもブログを書かれてので、そちらが忙しいのかもしれないけど。一週間の振り返り日記というのは、毎日は書けない!という人にはいいかもしれない。なにより読み手の僕は、毎週やるドラマのように、更新されているのを見ると、「お、始まった!」というような感じで読んでいる。
何気ない一日一日でも、繋げて一週間で見てみると、ちゃんとリズムを持っていて、読んでいて楽しい。日記なのに、小説を読んでいるような気にもなる。日曜日の話で終わるので、また来週も頑張りましょう、という気分で毎回読み終わるのも、とても心地よい。ありがとうございます。
toi-maiko (マイコ)さん
朝活がすごい。毎日四時起きとか、豆腐屋かよと思いましたが、いろんなことを丁寧に取り組まれているのが、ひしひしと伝わってくる。読んでいると、自分も頑張ろうと思える。丁寧に生きる努力というのだろうか。僕もたくさん見習いたい。最近新しくお仕事を始められたようなので、毎日の更新が心配と最近書かれていたけど、また新しいペースを見つけて、書いてほしいなぁ。たまに出る関西弁も、読んでいて大変心地がよい。ありがとうございます。
◇ ◇ ◇
最初に書いたことだけど、unamkoさんも、toi-maikoさんも、僕が読んでいる他のnoterさんの日常系noteは、頑張ろう、という気にさせてくれる。怒ったり悩んだり不安になったり、そうそう、もう本当にそれってLIFEだよなぁと思う。
特別な人生とか、目の覚めるような恋の話しとか、そういうものは映画で観られるけど、誰かの何気ない日々の、何気ない心の機微を、毎日眺められるのって、本当はとっても贅沢なことなんじゃないだろうか。
みんな、同じようなことで悩んだり、喜んだり、笑ったりしてるんだなぁと知れることで、ほっとする。一緒じゃん、って。あとは同じムーミンのマグ使ってたりとかね。そこも一緒かよ、って。
そんなこと知らなくても生きていけるんだけど、なんだか知っている方が、気楽に暮らせる気がするんだよなぁ。そうそう、みんな一緒なんだよねー、って。
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