男一匹レゴランド 〜世界創造の誘惑〜
友人の引っ越しを手伝いに岐阜へ行った帰りにレゴランドへ行った。
突発的な行動だったためもちろん1人。
名古屋港水族館にも行こうかと思っていたが、
車も停められないほど混んでいたため断念。
クソデカ立体駐車場に車を停め、人の流れに乗って歩けば見えてきましたレゴランド。
入場料の高さ故かそれほど混んではおらず、すんなりと入場。
どこもかしこもファミリー!アベック!フレンズ!
アウェイを感じて背筋に冷や汗が溜まる感じ分かるかしら?
目当てはミニランド。
日本各地の風景をレゴで作り上げたジオラマの街である!
1人モンで行くのはどうかと思ったが、来てよかった。
きっとレゴにハマっていた子供の頃に来ていたら人生狂ってたろうなぁ。
レゴに触れたのは幼稚園児のころ?小学生?もはや覚えていないけどハマっていた。
好きなシリーズは世界の冒険シリーズとバイオニクルシリーズだった。
世界の冒険シリーズの世界観は最高だった!
冒険家ジョニーサンダーがエジプト、アマゾン、恐竜島、東洋を冒険するロマン溢れるシリーズだ!
今思えば、インディジョーンズとジュラシックパークとハムナプトラをちゃんこにした版権無法地帯だったが、それが良かった!
仲間のキルロイ博士や記者ピピン、悪のバロン男爵やシニスター卿らの敵も魅力的だった!
後になって本家インディジョーンズや007ともコラボし始めたが、勝手に世界を広げる世界の冒険シリーズの方が魅力的だったなぁ。
あと、アメコミ風のコミックが付いていたのも良かった。
よき組み立てたキットを眺めてコミックの世界を夢想したもんだ。
もう一つハマっていた、バイオニクル!
こっちは未だに根強いファンがいるらしく、
復刻的にかつてのキャラクターが復活したりする。
機械生命体が平和に暮らす島に、悪のマクータ軍団が現れ、それを正義のトーアが討ち果たすというのが基本のストーリーだが、手を替え品を替え10年以上も物語を編み続けた大河作品でもある。
キットには世界観を補強するコミックや、DVDが付いていた。
今となっては稚拙なCGかも知れないが、子供のロマンを刺激するには充分すぎた!
映画や小説も出ているので、気になる方は是非ともチェックを!
この二つのシリーズで2次創作の概念を体で覚えた感がある。
冒険シリーズでは、新たなマシンで新たなダンジョン、新たな物語を組み上げた。
バイオニクルでは新たな島の物語を!
レゴの魅力の一つはフィギュアとは違い、いくらでも組み直せることだ。
インターネットを覚えたとき、真っ先に調べたのはオリジナルの作品群だった。
世界が広がった!!
戦艦大和を作る人がいた。
中世の城を作る人がいた。
ホテルを作る人がいた。
限られた範囲のヴィネットを作る人がいた。
戦車を作る人がいた。
新たなヒーローを作る人がいた。
ほとんどが個人ホームページで披露されていたため、今となっては簡単には見つからない。
インターネットの海に飲み込まれてしまった。
既に運営会社が消えたホームページもあろう。
だが記憶の中では生きている。
(東大レゴ部はまだ元気そうで何より)
レゴのカタログには、デンマークにあるレゴランドのことが書いてあった。
もちろん日本には無く、作られるなんて話も聞いたことなかった。
社会人になった頃にレゴランド・ジャパンができると知った。
いつか行こういつか行こうと思っていたが、1人で行くのも寂しいと思って中々行けなかったが、
良いチャンスだった。
レゴへの激った思い出を胸に訪れた人はあまりいないかも知れない。
ショップへ行くと18歳以上が対象年齢のレゴがたくさんあった。
きっと、個人ホームページで精巧なレゴを組み上げまでいた彼らが商品化したんだろうと思い、
1人ニヤついてしまったわね。
アトラクションに乗る度胸はなかったから
今度は誰かと行きたいなぁ……
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