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家から職場に直接行くというのが、あまり好きではない。 寝過ごしたりという理由でもなければ、大抵はカフェによってコーヒーを飲みながら、すこしばかりボンヤリした後に職場に入る。 カフェに寄るお金が無いときなんかは、わざわざ少し離れた場所に自転車を止めて、街の様子を眺めながら、ダラダラと歩いて職場に向かう。 ずいぶん時間を無駄に使っているようにも思えるが、これから700円や800円なんていう小銭で時間を切り売りするのだから(ひどい時には500円という時給で働いたこともある)
季節外れの話題で申し訳ないが、毎年クリスマスシーズンになると、夜道を飾るイルミネーションなんかを見ながら、ふと思い出す人が居る。 かといって別に女の子の話ではなく、クリスマスにこれといってロマンチックな思い出のないボクは、どういう因果か上田という、ボクより2つか3つ年上のむさっくるしい男のことを思い出す。 ガッチリした体格で、背はボクより低く、たぶん170センチぐらい。 仕事はまあ、その日を生きるために色々とやっていたが、定職は持たず、最後に会ったときには中古で買った