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医師国家試験の予備校は最強のビジネス

筆者の通っていた高校では「成績のいいやつは医学部に行く」という空気があった。それだけ医師は人気の職業である。生活の安定もさることながら、社会的地位の高さも申し分ない。

しかし、ビジネスの観点から言えば真に美味しいのは医師ではない。
医師のタマゴに勉強を教える職業。すなわち予備校講師である。


希少性

医師国家試験の特性として

専門性が高い

範囲が広い(全ての診療科から出題される)

ことが挙げられる。

つまり参入障壁がめちゃくちゃ高いのだ。そこらのお医者さんがおいそれとできるような職業ではない。

なので優秀な講師は限られるし、受験生の間で神格化される。


対時間効果

医師の稼ぎ方は「時間をお金に変える」というものである。
当然、働いた以上の給料をもらえることはない。多くの医師は激務と引き換えに収入を得ている。

これに対し、予備校講師はどうだろうか

彼らの仕事は「受験生に講義動画を見てもらうこと」である。
一人一人につきっきりで教えるわけではないから、一度講義動画が完成すれば後は楽である。
講義を購入する学生がいるかぎり、彼らの元には寝ていてもお金が入ってくる仕組みになっている。
傾向が変わると言っても毎年徐々に変更を加えていけばさほど大きな負担もないだろう。


まとめ

お金と時間を両立するためには、自分が働くだけではなく勝手に儲かる仕組みを作り出さなくてはならない。その点で言うとビデオ予備校というのは素晴らしい仕組みだ。毎年一定数の需要があり、一度大枠を作ってしまえば寝ていてもお金が入ってくる。

予備校講師に限らず、「儲かる仕組み」について考えておくことはいい人生を歩むにあたって大事だと思う。
日本人はお金の話を嫌う傾向にあるが、お金でしか買えないものがある以上避けては通れない話である。

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