見出し画像

地上のカーリングこと「ボッチャ」の歴史やルールを徹底解説!

「ボッチャ」というスポーツをご存知ですか?

イタリア語で「ボール」を意味する「Bocce(ボッチェ)」が由来となっており、その名の通りボールを投げ合って点数を競う障害者スポーツです。近年は年齢や性別、障害のあるなしにかかわらず、すべての人がともに競い合える競技として注目されています。

誰でも楽しめる気軽さがありながら、「地上のカーリング」とも称される頭脳戦が繰り広げられるたいへん奥が深い競技です。

この記事では、ボッチャの歴史やルール、投げ方のコツまでボッチャの魅力を徹底解説していきます。

ボッチャとは?

ボッチャとは、パラリンピックの正式種目にもなっているヨーロッパ発祥の障害者スポーツです。

ボッチャは1996年に日本に伝わり、千葉で最初のボッチャ選手権大会が開催されました。その後、1997年に日本ボッチャ協会が設立ました。

ボッチャが日本で普及したきっかけは、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで日本代表チームが銀メダルを獲得したことです。この成功により、ボッチャの認知度が上がり、企業の社員研修や学校の活動に取り入れられるなど、障がい者に限らず多くの日本人がボッチャに触れる機会が増えました。

パリ2024パラリンピックの放送日程

8月29日に開幕したパリ・パラリンピックの正式種目にもなっているボッチャ。

"火ノ玉JAPAN"ことボッチャ日本代表は東京オリンピック2020で金銀銅3つのメダルを獲得しました。今大会でもメダル獲得に期待が高まります。

同情はいらない、歓声をくれ。

日本ボッチャ協会公式HP

【火ノ玉JAPANコンセプトムービー】


ボッチャ競技は放送される?

パリパラリンピックはNHKで放送されます。
中継スケジュールは随時変更される可能性がありますのでNHKの公式サイトをチェックしましょう。

ボッチャの歴史

ボッチャはヨーロッパが発祥で、古代ギリシャの球投げから始まったとされています。6世紀にはイタリアで現在のボッチャの原型が誕生しました。ボッチャは重度脳性麻痺者や同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツで、1984年のストーク・マンデビル・パラリンピックで紹介され、1988年ソウルパラリンピックから正式種目となりました。

ボッチャのルール

ボッチャは白・赤・青のボールを投げ合い、得点を競うスポーツです。チームは交互に赤と青6球ずつ投球し、ジャックボールにより近づけたチームが得点を加算します。

ボッチャは個人でもチームでも楽しめるスポーツです。ペアやチーム戦では最大6人まで参加可能で、連携プレーの楽しさも味わえます。

パラリンピックでは障害の内容や程度によって4つのクラスに分かれ、1対1の個人戦と2対2のペア戦は4エンド、3対3の団体戦は6エンドを行い総得点で勝者を決めます。障害によってボールを投げることができない選手は「ランプ」と呼ばれる滑り台のような器具を使います。介助者は選手の指示を受けてランプの高さや角度を調節しますが、選手へのアドバイスやコートを振り返ることはできません。

ボッチャをはじめるには?

ボッチャを始めるには、まずは地元のボッチャクラブや施設で体験レッスンを受けると良いでしょう。基本的なルールや投げ方を学びながら、楽しさを体感しましょう。

ボッチャはどこでできるの?

ボッチャは室内や屋外どちらでもプレイ可能です。地元の施設や公園、学校の体育館など、さまざまな場所で楽しむことができます。

ボッチャに必要な用具は?

ボッチャをプレイする際に必要な用具は、ボッチャボールとスローシートです。ボールは重さと直径が規定されており、選手の好みに合わせて選ぶことができます。

ボッチャのコートはバドミントンとほぼ同じ

ボッチャのコートは、ボッチャ専用のコートもありますが、その大きさはバドミントンコートとほぼ同じ縦12.5m×横6mです。コートのサイズが標準化されているので、どこでも同じ条件でプレイすることができます。

シンプルなのに奥が深い「ボッチャ」の魅力3選!

ボッチャの魅力はそのシンプルなルールと戦略性にあります。選手の繊細な技術や戦術が試される中、緊張感と予測不可能な展開が楽しさを加えます。

1.シンプルなルール

赤と青のボールを投げ合い、ジャックボール(白球) により近づける。ボッチャのルールは非常にシンプルです。初心者が得点を取ることも可能で、誰でもすぐに楽しめます。

2.頭脳戦

一方では緻密な頭脳戦という側面もあります。
カーリングと同じく、どんな戦略でどこを狙うのかチームでコミュニケーションを取りながら一投に魂を込めます。ボールの位置によって戦況が変わるため、臨機応変に戦略を立て直す必要があるというのも面白いところです。

3.みんなで一緒にできること

ボッチャは年齢や性別、国籍や障害の有無、運動の得意・不得意など関係なく、 誰でも、誰とでも一緒に楽しむことができるのが最大の魅力です。

投げ方のコツ

ボッチャの投げ方には、正確な狙いと力加減が重要です。練習を重ねることで、それぞれの投げ手が自分のスタイルを見つけることができます。正確な投球を目指しましょう。

パリ2024パラリンピック日本代表のメンバーは?

パリ2024パラリンピックでは、ボッチャ日本代表がメダル獲得に向けて挑戦します。選手たちの活躍に期待しましょう!

まとめ

ボッチャは歴史あるスポーツでありながら、誰でも気軽に楽しめる魅力があります。身体障害の有無に関わらず、多くの人が参加しやすいスポーツとして注目されています。ぜひ一度、ボッチャを体験してみてはいかがでしょうか?楽しい時間と新たな挑戦が待っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?