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【初心者向け】介護職がよく使う覚えておきたい介護用語100選

こんにちは!ざらしくんです🦭

介護職がまず身に付けておきたいのは専門用語!先輩から色々教えてもらっても、そもそも言葉の意味がわかっていなければチンプンカンプンで理解できませんよね。

この記事では介護職の基本的な用語からよく使う専門用語まで、「初心者がまず覚えておきたい介護用語」をピックアップしました。また介護職が使ってはいけないNGワードも厳選してお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

それではさっそくいってみましょう!


基本的な介護用語

1.ADL (日常生活動作)

日常生活を送るために必要な基本的な動作(例: 食事、入浴)。

2.IADL (手段的日常生活動作)

日常生活を豊かにするための動作(例: 買い物、料理)。

3.QOL (生活の質)

人の生活の満足度や幸福感を表す指標。

4.ICF (国際生活機能分類)

健康状態や障害の国際的な分類基準。

5.ケアプラン

介護サービスの計画書。

6.アセスメント

利用者のニーズを把握し、ケアプランを作成するための評価。

7.モニタリング

ケアプランの実施状況を定期的に確認すること。

8.インテーク

新規利用者の情報収集と初期評価。

9.カンファレンス

介護スタッフが集まり、利用者のケアについて話し合う会議。

10.リハビリテーション

身体機能の回復を目指す訓練。

介護保険制度関連

11.要介護認定

介護が必要な度合いを判定する制度。

12.要支援認定

軽度の介護が必要な状態の判定。

13.介護度

介護の必要性を示す指標。

14.ケアマネジャー

ケアプランを作成し、サービスを調整する専門職。

15.居宅介護支援事業所

在宅での介護支援を行う施設。

16.地域包括支援センター

地域住民の健康や福祉を支援する施設。

17.介護保険証

介護保険サービスを利用するための証明書。

18.介護報酬

介護サービス提供者に支払われる報酬。

19.介護給付

介護保険から提供されるサービス。

20.予防給付

介護が必要になる前に提供される支援。

介護サービスの種類

21.訪問介護

介護職員が利用者の自宅を訪問して行う介護。

22.通所介護 (デイサービス)

日中に施設で提供される介護サービス。

23.短期入所生活介護 (ショートステイ)

短期間の施設入所による介護。

24.特別養護老人ホーム (特養)

常時介護が必要な高齢者のための施設。

25.介護老人保健施設 (老健)

リハビリを重視した施設。

26.グループホーム

認知症高齢者が共同生活を送る施設。

27.小規模多機能型居宅介護

複数の介護サービスを組み合わせた支援。

28.看護小規模多機能型居宅介護

看護を含む多機能型の介護サービス。

29.定期巡回・随時対応型訪問介護看護

定期的な訪問と緊急時の対応を行うサービス。

30.福祉用具貸与

介護用具の貸し出しサービス。

医療・健康管理関連

31.バイタルサイン

生命維持に重要な指標(例: 体温、脈拍)。

32.血圧

血液が血管壁に及ぼす圧力。

33.体温

体の温度。

34.脈拍

心臓の拍動数。

35.呼吸

空気を吸って吐くこと。

36.SpO2 (経皮的動脈血酸素飽和度)

血液中の酸素の割合。

37.BMI (体格指数)

体重と身長から算出される肥満度の指標。

38.褥瘡 (じょくそう)

圧迫によって皮膚が壊死すること。

39.誤嚥 (ごえん)

食物や液体が誤って気道に入ること。

40.脱水

体内の水分が不足した状態。

認知症関連

41.認知症

脳の障害により日常生活に支障が出る状態。

42.アルツハイマー型認知症

認知症の一種で、記憶障害が特徴。

43.脳血管性認知症

脳血管の障害による認知症。

44.レビー小体型認知症

幻覚や運動障害を伴う認知症。

45.前頭側頭型認知症

行動や人格の変化が現れる認知症。

46.BPSD (行動・心理症状)

認知症に伴う行動や心理的な症状。

47.徘徊

目的なく歩き回ること。

48.妄想

現実と異なることを信じ込むこと。

49.幻覚

実際にはないものを見たり聞いたりすること。

50.見当識障害

時間や場所の認識ができない状態。

身体介護関連

51.移乗

ベッドから車椅子への移動など、体の位置を変えること。

52.移動

自分であるいは介助を受けて移動すること。

53.体位変換

体の向きを変えること。

54.ポジショニング

体の位置を適切に保つこと。

55.入浴介助

入浴時の介護。

56.食事介助

食事の際の介護。

57.排せつ介助

排せつ時の介護。

58.口腔ケア

口の中の清潔を保つこと。

59.更衣介助

衣服の着脱を助けること。

60. 清拭 (せいしき)

体を拭いて清潔にすること。

福祉用具・補助具

61. 車いす

移動を助ける椅子。

62.歩行器

歩行を助ける器具。

63.杖

歩行を支えるための棒。

64.ベッド

介護用の寝台。

65.エアマット

褥瘡予防のためのマット。

66.リフト

移乗を助ける機械。

67.スライディングボード

移乗を助ける板。

68.ポータブルトイレ

移動可能なトイレ。

69.尿器

尿を受けるための器具。

70.補聴器

聴力を補助する装置。

コミュニケーション・心理支援

71.傾聴

相手の話をしっかり聞くこと。

72.共感

相手の気持ちを理解し感じること。

73.バリデーション

認知症の人の感情を受け入れる介護技法。

74.リアリティオリエンテーション

現実を認識させるための訓練。

75.回想法

過去の記憶を思い出させることで心を安定させる方法。

76.レクリエーション

楽しみや活動を通じて心身をリフレッシュすること。

77.アクティビティ

活動や運動。

78.音楽療法

音楽を用いた治療法。

79.アロマセラピー

香りを用いた治療法。

80.園芸療法

植物を用いた治療法。

記録・報告関連

81.介護記録

介護の内容を記録すること。

82.申し送り

次の担当者に業務を引き継ぐこと。

83.ヒヤリハット

事故には至らなかったが、危険を感じた事例。

84.インシデント

事故には至らなかったが、問題が発生した事例。

85.アクシデント

予期せぬ出来事や事故。

86.リスクマネジメント

危険を予測し管理すること。

87.個人情報保護

個人情報を守ること。

88.守秘義務

知り得た情報を他に漏らさない義務。

89.同意書

同意を得るための書類。

90.重要事項説明書

重要な事項を説明するための書類。

その他の重要用語

91.ターミナルケア

末期状態の患者に対するケア。

92.看取り

最期を見守ること。

93.虐待防止

虐待を防ぐための取り組み。

94.身体拘束

身体の自由を制限すること。

95.感染対策

感染を防ぐための対策。

96.ユニットケア

小規模な単位でのケア。

97.個別ケア

個々のニーズに応じたケア。

98.多職種連携

複数の職種が協力して行うケア。

99.地域包括ケアシステム

地域全体で高齢者を支えるシステム。

100.自立支援

自立した生活を支援すること。

まずはこれらの用語を理解することで、介護現場での業務が円滑に進むでしょう。

介護職員が言ってはいけないNGワード10選

介護職員が使用を避けるべきNGワード10個を紹介します!

1.「もう少し頑張ってみましょう」

利用者の努力を否定し、プレッシャーを与える可能性があります。

2.「もう若くないんだから」

年齢による差別的な発言で、利用者の尊厳を傷つけます。

3.「また忘れたんですか?」

認知症の症状を責めるような言葉で、不安や自尊心の低下を招きます。

4.「昔はもっとできていましたよ」

現在の状態を否定し、過去と比較することで自信を失わせる可能性があります。

5.「~してあげる」

上から目線の表現で、利用者を子ども扱いしているように感じさせます。

6.「だめです」「できません」

一方的な否定は、利用者の意欲を低下させる可能性があります。

7.「急いでください」

利用者のペースを無視し、焦りや不安を与える言葉です。

8.「私にはわかりません」

責任逃れと受け取られ、信頼関係を損なう可能性があります。

9.「そんなことできるわけないでしょう」

利用者の可能性を否定し、自信を失わせる言葉です。

10.「~しないと」

強制的な印象を与え、利用者の自主性を奪う可能性があります。


以上、NGワード10個をご紹介しました。
利用者の尊厳を尊重し、個々の状況に合わせた適切な言葉遣いを心がけることが重要です。介護現場では相手の立場に立って考え、ポジティブで励ましになるような言葉を選ぶよう心がけましょう。


参考記事リンク

【バイタルサイン】

【ADL・褥瘡・トランス介助】

【介護の三原則】

【自立支援介護の4つの基本ケア】

【介護医療院】

【介護度】

出典:アサヒサンクリーンInstagram

まとめ

とにかく介護業界は人手不足!駆け出し介護職がまず目指すのは、できるだけ早くひとり立ちして戦力になること!

調べればわかることは自分で調べる。教えてもらわないとできないことは先輩に聞く。あとは数をこなして経験を積むのみです!

自信がついた頃には利用者さんとのコミュニケーションを楽しみながら、余裕を持って働けるでしょう。

それではまた!

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