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事業内容とオーガニックコットンについて

こんにちは!インターン生の林です。今回はオーガニックコットンについて書きたいと思います。まずオーガニックコットンの説明に入る前に、私が考えている事業について、話させてください!

事業内容

現在考えている事業は、「カンボジアの地雷原をオーガニックコットンの農場にし、収穫したコットンを生地にするために工場を建設する。そしてその生地を世界の企業やブランドに売る」です。

この事業を行う目的は、2つあります。
・カンボジアの雇用を増やすため
・ファッションにおける環境の負荷を減らすため

この事業を思いついた背景は、SAITEXというデニム生地を製造する企業について知ったことです。この企業はベトナムに工場があり、世界一サスティナブルな工場であると言われています。例えば、生産時に使用する水の98%を人間が飲めるぐらい浄水をし再利用しており、またソーラーパネルを設置して自家発電をし、さらに独自のシステムにより電力の使用量を85%削減しています。そして従業員の健康維持にも取り組んでいます。今世界で注目されている企業です。まだまだ素晴らしい取り組みがあるので、ぜひチェックしてみてください!

画像1https://www.wwdjapan.com/articles/1139662


私はこんなに環境や労働者に配慮された工場があるのか!と感動し、ずっと頭の中に残っていました。
このインターンシップにおける奥本社長と私の共通の目的はカンボジアの雇用を増やすことです。
なので新規事業のアイデアとして、私はすぐにSAITEXの工場のことが浮かました。カンボジアにそのような工場を建てれば、環境に負荷をかけずに雇用を増やすことが出来るのではないか、と考えたからです。

次になぜ私が多くの選択肢からオーガニックコットンを選んだのか説明したいと思います。


なぜオーガニックコットンなのか

皆さんはすでに知っているかもしれませんが、普通のコットンとオーガニックコットンには違いがあります。それは農薬の有無です。オーガニックコットンには農薬を一切使わない方法で栽培されます。農薬を使わないことで、水質を汚染せずにすみ、また生産者の健康も守ることができます。

オーガニックコットンの市場状況(2009年時点)
生産量の多い国ランキング
一位 インド シェア率51%
二位 シリア 19.4%
三位 トルコ 17%
四位 中国  5.1% 

上記のようにインドが半分以上を占めています。しかし、これは2009年のデータなので、現在はどうなっているか分かりません。普通のコットンにおける最大の生産国は中国なので、中国のシャア率が上がっている可能性は大きいです。
またITC(国際貿易センター)によると、オーガニックコットンの需要はすでに供給を上回っており、近い将来もその傾向が続くだろうと主張しており、主に健康志向や環境問題に関心があるアメリカとヨーロッパ中心に需要が増加しています。
オーガニックコットン購入している企業は、一位がWal-Mart、二位がNike。その他にもH&MやGap、Patagoniaなどの有名企業も含まれます。またハイブランド(Rogan GregoryやStella McCartney)もオーガニックコットンが使われている生地を導入し始めています。


最近の世界の動きとして、企業の存続のためには環境に配慮された製品やサービスを提供することが必要不可欠となっています。そして上記で説明したことを考慮すると、オーガニックコットンの需要はこれから増加する見込みがあると言えます。なので、私はオーガニックコットンはビジネスに適しているかつインターンシップの目的にも適していると考え、オーガニックコットンを選びました。


最後に
今回紹介したデータは少し古いので、次のnoteでは、もう少し最新のデータを紹介できたらなと考えています。またカンボジアのコットン産業についても触れていきたいと思います。

今日のnoteは以上になります。読んで下さりありがとうございました!


【参考文献】
FAO国際食糧農業機関「THE MARKET FOR ORGANIC AND FAIR-TRADE COTTON FIBRE AND COTTON FIBRE PRODUCTS(2009)」(http://www.fao.org/fileadmin/templates/organicexports/docs/Market_Organic_FT_Cotton.pdf)(8月10日)