アノテーション業務を終えて、気づいた課題や考えたこと

こんにちは!インターン生の林です。

以前のnoteでは自分の事業をやるという話でしたが、色々あり、元々ZAPが行っているアノテーション事業の方に参加することになりました。約一か月間実際にやってみて、気づいた課題や考えたことを中心に書こうと思います。

気づいた課題

①カンボジアのワーカーさん達のやりがいや仕事のモチベーションについて

アノテーションの作業は非常に単調かつ細かいので、ワーカーさん達にとってはやりがいをあまり感じず、仕事のモチベーションを保つことが難しいのではないか、という課題です。雇う側からすれば、ワーカーさんには高品質な仕事をしてもらいたい。一方で、ワーカーさん達にとってはいくら貧しいといえど、他にできる仕事はたくさんあります。その中でもアノテーションに参加してもらう、かつ続けてもらうには、何かしら報酬やサポートをすることが必要なのではないか、と考えました。

②雇用者の絞り込み

①と似たような課題にはなってしまいますが、ただ貧しい人を雇うのではなく、もっと絞り込んでピンポイントにリクルートするべきではないのか、ということです。例えば、孤児院出身の高校生や大学生であったり、主婦層をターゲットにしてみたり、などなど。そしてその人達に会った働き方を提案し、雇い主と労働者のwinwinな関係を築くのはどうだろうか、と考えました。

③品質を上げること

私はワーカーさんが行ったアノテーションを正しくできているのかチェックすることをしました。ある程度は出来ているのですが、やはり何点かミスがありました。そのミスを減らすため、また質を上げるために、ワーカーさんのためのマニュアルを制作した方がいいのではないか、と思いました。アノテーション作業はパソコンを使います。ワーカーさんの中にはパソコンを触ったことがなく、パソコンは難しいという先入観をもっている方もいます。その方たちのためにも、マニュアルを作ってそのマニュアル通りに仕事してもらうことで、難しいと思うことなく、また同じような作業の質を保つことができるようになると思います。

④ビジネスモデルの深堀りが必要

①と②に関連することですが、このアノテーション事業をすることで、誰のどんな問題をどのように解決していくのか、についてもっと明確にするべきかなと感じました。(私は途中からこの事業に参加したので、もしかしたら詳しく知らないだけかもしれませんが、、)これはワーカーさん選びにも関わってきます。明確にすることで、解決したい問題の本質的な原因にアプローチできるので、ビジネスとしてやるべきことが明らかになります。そして私たちの想いにワーカーさん達も協力してくれるようになり、従業員を確保することができます。


以上がアノテーション業務を実際に経験したことにより、私が気づいた課題や考えたことでした!
読んで下さりありがとうございました!