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ギャルマインドを神に見せるべからず

ヘラヘラ三銃士の動画を見ていたら、
「新しい出来事の経験中は、時間の経過を遅く感じるらしい。私は今年いろいろとチャレンジをすることが多かったのと、大殺界なのもあって、すごく長い1年だと思った。早く終われ、早く終われと思っていた」
と、ありしゃんが言っていた。

たしかに、私にとっても今年は長かった。
チャレンジをしていたとかではなく、いつのまにか水深が深めのプールに放り込まれ、ゴボゴボと溺れ続けるような未曾有の1年だったのだ。
この際いっそ大殺界であれと思ったが、大殺界でも本厄でも、なんなら天中殺でもなかったので、それらにマジで当たった年とか、一体どうなってしまうのか恐ろしくてならない。

クリスマスの日、恋人の家から直行する形で帰省した。
本当はクリスマスいっぱい恋人の部屋に入り浸ってもいいと思っていたのだが、クリスマスイブの日に、
「お腹が痛い。今日のお出かけはなしにしよう。あ、でもお出かけがなしになるんだったらジムには行ってきたいかも。その間、家にいても暇だと思うし、よかったら一人で出かけてきて」
と言われ、帰省することに決めた。
ちなみにクリスマスイブは本当に一人で出かけたのだが、やぶれかぶれになってカップルだらけのDiorに並び、丸い形のマルチバームを買った。7,000円くらいした。

先日、あと1点で落ちた検定の運営協会から、追加試験に関するメールが届いた。
「●●地区にお住まいで、メールマガジンに登録している方にのみご連絡しています。協会の公式ページにもこの情報は載せていません。ご希望の方はお早めにお申し込みください」
などと書かれており、なんて不届きな詐欺だと思い協会に垂れ込んだら、追加試験は本当だった。
渡りに船だと思って申し込んだけれど、これが原因で点数を下げられないか不安すぎる。

実家で仕事を納め、休暇初日の朝に母と近所のカフェで朝食をとった。今年の5月に亡くなった父が、生前よく立ち寄っていたところだ。
父が好きだったクロワッサンを買って帰ろう、と話していたが、モーニングメニューがクロワッサン×5とサラダ、みたいなセットだったので、さらにクロワッサンを食べる気が湧かず、まあいっか、とか言い合って、父への手土産はパスした。
こうして母と示し合わせて父にいじわるをする、ということを時々やっていたので、すごい嫌だっただろうね、などと話しながら帰宅した。

例年より、穏やかな年末を過ごせている気がする。
先週まで(なんなら今週もそこそこ)仕事が忙しすぎて年の瀬を感じる暇もなかったぶん、ここらでまとめて休んでおきなさい、というなんらかの思し召しなのかもしれない。

今年の1月2日、友達と初詣に向かうもあまりに混雑していたので、お寺の本堂をバックに記念撮影だけして帰ったのは絶対によくなかった。
友達によると、そのお寺は縁切りに定評があるのだという。
たしかに、いろいろな人と切れた1年だった。だからといって、父との縁まで切ったのはひどくないですか、と思うけれど。

一昨年の年末、Instagramに「もっと人の役に立つことがしたい」と投稿したことを覚えている。たぶん、今年はそれなりに、他者のために動けていたと思う。

来年は「自分の役に立つ」1年にしたい。ちょっと、自愛の方向に舵を切りたい。
そのためには、あと1点で落ちるとかは、もうなしにしておくべきですね。

今年もお疲れさまでした。よいお年を。

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