徒然なるままに…憧れのLa'cryma Christi(Siam's Eye編)

こんにちは.ヴィジュアル系ボカロPで活動しております.残夜草紙です.

今回はLa'cryma Christiにおいて幻(なのか?)のシングル「Siam's Eye」のご紹介です.インディーズ時代,ラクリマとしては恐らく最初にリリースされたシングルで再結成後に再販もされていたみたいです.

私がラクリマを知って音源を買い集め始めていた頃は既に再販盤もありましたが,新品どころかなかなか中古市場でも出回っていなくて…6000円とか7000円とかそんぐらいだったかなぁ?なんとか購入できた経緯もあって,今もなおプレミアなイメージのあるシングルです.

いやぁ…この時点でラクリマ・ワールドの基盤が垣間見えますよね.卓越した演奏技術に複雑な楽曲の展開,キャッチーながらも先の読めない歌メロ.恐ろしいのがLa'cryma Christiというバンドが誕生してから最初の音源リリースがこの作品だということΣ(・ω・ノ)ノ

01.S.E.A.
1曲目からすんごい曲をぶち込んでくれています.曲の構成はリズムやテンポが変わりゆく感じで恐ろしくマニアック,曲調はヴィジュアル系と聞いて私が真っ先にイメージするであろう荒廃的なもの.

見渡せば穏やかな海.サーチライトの照らす夜間の海岸,まさに崖の上から思い耽るようなボーカルの縦横無尽っぷりになだれ込むギターソロ,ベースソロ,曲全体を支える難解なドラムはお見事!

いや,マジで最初のシングルで1曲目がこれってやべぇですよ.いきなりLa'cryma Christiというバンドのカラーが濃く出ているなぁって印象です.最高.

02.Siam's Eye
ラクリマ初期の大作にして本作の表題曲.作曲は音楽と心の我が師(勝手に言ってるだけなんでサラッと流してください…)KOJIさんです.のちに未来航路のシングルでリメイクされます.そちらもスコアがあるんでカバーしたいですねぇ.

曲としては独特のポップセンスが光り,凄くキャッチー.サビのフレーズとか一度聴いたら口ずさめちゃうぐらいに.

でも曲全体として聴いてみると,所々でギターが肉付けをしている間奏が良い味を出していたり,転調を挟んで曲の雰囲気をガラッと変えたり…

これぞプログレポップってやつなんでしょうか.とても不思議な曲で,のちにリリースされるWarm SnowやSculpture of Timeに通ずる異国情緒感漂う至高の逸品です.

03.White Period
3rdプレス以降のみ収録されている名曲.ポップな一面を魅せつつ,構築美としてマニアックな顔を出している疾走ナンバー.イントロのピアノの旋律は感涙もの.

サビでスコーンと突き抜けるようなハイトーンが堪能できますが,間奏では違和感なく変拍子が入ってくる辺り,今聴いてみてもハッとさせられることがありますね.

何度も書いてる気がしますが,これ本当にインディーズで最初の作品なんか…と驚愕するハイクオリティな曲が揃っています.

そんなこんなでラクリマ初期の名盤「Siam's Eye」のご紹介でした〜.

最後に…
2022年11月19日〜20日にピクシブ主催のオンライン即売会イベント「NEOKET3」に自主制作アルバムを引っ提げて参加します!ぜひ遊びに来てくださいね!

アルバムについて記事を書きました!
https://note.com/zanyasoshi/n/n6c79dca2c670

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