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きょうのクラフト 6月14日

こんばんは。きょうのクラフトのお時間です。
みなさま、思い思いのクラフトはお楽しみでしょうか。

さて、本日は先の記事にもUPしました『磨きの地獄行脚』のなかで、ベーシックな形から少しアレンジしたものをお伝えします。
先の記事では、角柱型のトップスを切り出して角を落とし、120番ペーパーで磨きをかけたところまでお伝えしました。もちろんそれでもしっかり磨けば充分十二分に見栄えのする仕上がりにはなりますが、同じ形・しかもシンプルベーシックですとどうしても絵が地味になってしまうもの。そこで今回は、少し形にアレンジを加えた『アレンジ編』をお送りします。

まず、材料と器具でございます。
材料はシンプルな板材、それだけです。厚さは今回の場合、なるべく薄めのものが良いでしょう。今回使用いたしましたのは厚さ7mmのマツ材、当コーナーでも定番ですね。

器具については、まずは鋸、2mm芯の鉛筆シャープペン。そうそう、定規は必要ですが差し金があればそちらの方が良いでしょう。そしてサンドペーパー各種です。あるといいのは木工やすり、そしてホールソー。これは後々ご紹介しますが、本来は木材などに穴をあけるドリルの一種だと思っていただければ結構です。

では早速、作業に入りましょう。
最初に、適当なマツ材を程よい大きさにカットします。この時に役に立つのが、2mm芯の鉛筆シャープペンなのですね。これは最近、百円ショップなどでも手に入ります。先端が太くなるぶん、線の引き間違いがあった時にも木材を傷めにくいのが特徴で、旧来の鉛筆同様にカッターなどでなら先端を鋭角にすることができます。こうして使えば、線も引きやすいですね。カットする際に正確に切れるようにするためには、カット線は表裏の両面に書き入れておくと後々の整形が楽になりますからね、これが今回のポイントです。

線をひととおり引き終わったら、鋸でカットを始めましょう。鋸にもいろんな種類や刃の厚さなどがありまして、用途もさまざま。今回のように細かな細工をする際には、精密加工用の折鋸が最適です。もしくは、なるべく目の細かい薄い素材の鋸が良いでしょう。なおワタクシの愛用は、藤原産業の鋸を使用しております。

カットの際には、一気に切らずに鋸の線を引くように少しずつ、溝を作ったらその溝に合わせて切ってゆくと綺麗に切れますね。断面も比較的きれいに仕上がりますので、次の工程のサンドペーパー・やすり掛けの手間が少し軽減されます。表裏ひっくり返しながら、焦らずに丁寧に行いましょう。

そしてカットが終われば、あとは磨きを繰り返して仕上げてゆく工程となります。サンドペーパーはワタクシは8種類使いをしておりますが、こだわりのある方ならばそれだけの繰り返しがあった方が艶はしっかり出ますね。お時間がないようであれば、120番もしくは240番で整形をしたあとに600番・そこから1000番と2000番、仕上げは4000番でもそれなりに見栄えのする光沢を得ることができますので、この5種類は必須として覚えておきましょう。

一気に仕上げ磨きまでの工程ができませんので本日は①ということで、まず120番で磨いたところまでをお伝えいたします。形は少しアレンジを施し、絵馬の形とリングの形を今回は作っております。先述のホールソーですが、リングのベーシックな形を切り出すにはこれを使うと役に立つので、もしあればバリエーションが増えるのだと、そう思っていただければ良いです。
さて、実際の写真がこちらですね。

はい、いかがでしょうか。若干の艶が出てまいりまして、ここからの磨きが楽しみですね。サンドペーパーで磨く際には、摩擦熱で指先を痛めないようにご注意下さい。

そろそろお時間がまいりましたので、今日はここまでを【磨きの地獄行脚・①】とさせていただきます。
続きについてはまた、近日にお届けいたします。それではみなさま、ご機嫌よう。
良きクラフトライフを、お楽しみくださいませ。さようなら。



えっと、オフレコかな。
あぁ腕痛いな…ちょっとやりすぎじゃないかい、4つも一気に磨く必要があったのかね…
まぁでも、割と綺麗には仕上がりましたな。
次回放送、どーなんの?240で磨き?絵面変わんないねー…大丈夫かい?

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