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思ってたんと違う‼︎
さて、今日の更新です。
お仕事上がりの、ひと仕事。
ご飯を食べてお風呂に入り、執筆予定の小説のプロットを少し組み上げて、いつものルーティンの木工細工。
最近はもっぱら資材の切り出しに勤しんでいる訳ですが…じつは少し前に、ある材木を手に入れていたのでそれをカットすべく倉庫作業をしていました。
その材木とは、バルサ。軽量で柔らかく、模型材料として使われたりもしますが、あまりに柔らかすぎて家具家財にはほとんど使われないやつです。ちなみにリサイクルショップで入手、角材タイプのものを購入していました。
貼られていたラベルのテープはボロボロ、どれだけ長いこと手をつけられずにいたのかが容易に想像がつきます。まぁ…角材となれば、エアプレーンには使いづらい。用途がなかったんだな…と改めて思いましたが。
そこは、素材厨のワタクシ。どうにかこうにかアクセサリーにしてやろうと、意気揚々と買っておいたのでした。
さて、カットのインプレッション。
ワタクシのお気に入り鋸、SK-11の出番です。
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バルサ角材にボールペンでカット線を書き、鋸入れ。これが…正直、怖い。あまりにあっさり鋸が入るので、切り損なうとその線は大傷になります…ゆっくり、繊細に、線をはみ出さないように少しずつカット線の上に鋸跡をつけて…
いざ、カット。ここで、タイトルにしたあの言葉。
『思ってたんと違う‼︎』
そう、鋸があっさり入るのは最初だけ。
いざ切ろうとすると、全く鋸が進まない。これだけ柔らかいのに、何故…⁉︎
理由は、切り進めて分かりました。バルサは繊維が細く長く、鋸を入れたその両サイドの材の繊維が摩擦抵抗となり、鋸が動かなくなる。
カッターで切れる…とはありましたが、なるほど確かにこれなら鋸ではなくカッターの方が切りやすいかもしれない…。
とはいえ、ここでカッターに持ち替えたらなんだか負けた気分になる。意地でも鋸で切ってやる‼︎
しかし、やはり鋸は繊維に圧迫されてなかなか動かない。引くは良いけど、押すができない。仕方なしに、挽いては抜き、挽いては抜きを繰り返すこと約30分。どうにかなんとか、小片の元になるくらいのサイズを切り出すことに成功しました。しんどかった…。次からはカッターにしよう。
さて、そこからは小片を切り出し。これは、そこまで摩擦抵抗は起きずに済んだようで、鋸の進みも割とスムーズ…というか、20往復くらいで切れてしまう。さっきの苦労は…。
しかし、楽に切れるならそれに越したことはない。そうだ、そう思うようにしよう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142547405/picture_pc_c568c3ceb2c0623450f9d1f4f52a6a6e.png?width=800)
そもそもなぜ、バルサをアクセサリーにしようと思ったのか。その理由はいくつかありますが、一番の着目点は『軽さ』。ネックレスやペンダントのトップにするにも、イヤリングなどの耳飾りにするにも、その軽さが負担になりづらいかと思ったのです。つまり、どんなアクセサリーにしても重くならない。これはひとつ、最大のウリとして捉えて良いのかと考えたのですよね。
もう一つ、着目点は『輝き』。ふつう、木材というのは磨きをかけて輝きを増してゆくもの。しかしこのバルサ、切る前からすでに光を反射してきらきら輝く。磨いた際にどうなるかという心配はありますが、まずはそれはやってみないと分からないこと。磨いて蝋引きをし、仕上げ磨きをした際の変化は全く未知。試してみる価値はある…!
あ・ちなみに、バルサは細かく切る時に鋸を使うとボロボロになる予想がつきます…細かく切る時には、カッターが良いと思われます。
さぁ、小片資材はだいたい出揃った…!
明日からはたぶん『磨き編』をお送りします。また長くなりそうだな…合間にレジン日記を挟むか…。
そうそう、もうひとつ今回切り出した材質がありまして、それは『パドック』。鮮やかな紅い色が特徴の木材です。これは銘木にありがちなパターン、『堅くて鋸が進まない』。なので今回は、パドックについては割愛します。
さて、かなり長くなってしまいましたね。
それでは今回は、この辺で。
また、そのうちに!
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