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あれさえあれば、の「あれ」

私の夫は若いときから腸が弱く、ひどい腹痛を年に数回おこしていて、そのたびに食事が取りにくくなりどんどん痩せてしまいました。
医者にかかっても精密な検査をしてもらっても腹痛が起きる原因はわかりません。そのため腹痛が起こってからの診察になり、平常時から腹痛を恐れるあまりに食事を控えるようになってしまっています。
栄養も偏りカロリーも少なく、お腹に力も入れられないので、体力気力胆力がかなり失われています。
30代から40代までは夫の仕事も激務であり精神的にもプレッシャーがきつく、会う人会う人に「もしやガンでは」と気を使わせるような痩せ方でした。

お腹の状態や仕事の大変さは50代になった今もさして変わっていませんが、だいぶプレッシャーへの対応が練れてきて定年も見えてきたことからか、救急で病院へかけこむような腹痛は減ってきました。
私も夫が何を食べると腹痛を起こしやすいか、腹痛がきそうなときはどういったものを食べさせるとやり過ごせるかがわかってきたことも、腹痛に悩まされすぎなくなった一因かもしれません。

最近、また夫が体調を気にしていて、夫だけ夕食は麺類にしています。
子どもたちにはいつも通りの主菜・副菜・ご飯と味噌汁のメニューを作るので、毎晩二種類の夕食を作ります。もう専業主婦なので苦ではありませんが、一種類よりは手間がかかるので体調によっては美味しく作れなかったりして落ち込みます(ご飯が美味しくないとかなりガッカリします)。
もちろん、問題は手間だけではなく、食費も余計にかかる点です。物価高騰のおり、節約しても焼け石に水といった感じです。

夫がいろいろと弱い体質であるということは結婚時から知っていましたが、もし健康体であったら夫はもっと出世していただろう…と本人が申します(笑)。
でも傍で見ている私でも、夫が健康の問題で何度もチャンスを逃しているところは見てきました。健康も実力のうちですが、この「実力不足」は大きかったなと感じます。

心身の健康は一番の開運。
健康であるひとはすでに大きな運を手にしているのだ、と、今ならわかります。


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