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俺映画祭

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観た映画についての寸評(本人用)
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ヤング≒アダルト

ヤング≒アダルト

誰もが認める正統派美人シャーリーズ・セロンが誰からも認められないみじめな勘違い女を好演。
どこまでも惨めな女は、故郷に絶頂期の自分を取り戻しに帰る。
周到な準備と絶対の自信で臨んだ計画も、思うようには運ばず落ちぶれた自分を認めざるをえない。
それでも一握の希望を拾い、一皮むけた嫌な女として胸を張って生きていく。
「幸せが見つからない」の台詞が白眉。
孤独と退屈と迫りくる締め切りの恐怖に追われる心情

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魔界転生(1981)

魔界転生(1981)

窪塚洋介ではなく沢田研二版。
角川映画全般に言えるが、とにかく全員の演技が濃厚。
真田広之と千葉真一が若い。
本来三部作くらいでやる内容を一本でギュッとしてるから後半の物語加速度(端折り具合)が半端ない。
そして全然完結していない感も半端ない。
山田風太郎ファン、伝奇ファンであれば詳しい説明が無くとも楽しめるだろう。

https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com

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127時間

127時間

いつ観ても最高な男ジェームズ・フランコが最高な男を演じる。
孤独を愛する男が究極の孤独を体験し、死に肉迫し、孤独を卒業する物語。
劇中、発狂寸前の主人公が何度も繰り返し観る白昼夢には孤独への憧れや親しみなど微塵もなく、ひたすら人との繋がりを想起するものだけだった。
孤独を愛するという心境は、愛されることに倦んだ人間の独りよがりなのかもしれない。

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ヒックとドラゴン2

ヒックとドラゴン2

少年が男になる物語には、親父越えがつきもの。親父を超えられるのは、親父の心がわかるようになったとき。親父の世界観が唐突に終わり、自分で世界(人生)を背負うしかなくなったとき、少年は自分の役割を見つけで、親父を超えはじめる。
https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/79770/

ヒックとドラゴン

ヒックとドラゴン

テクノロジーがもたらす新しい価値観は、若者を中心に広がり、やがて世界に認められる。
続編ではさらに世界観と価値観が変わっていく様が見られることを期待する。

https://eiga.com/movie/54255/?yclid=YJAD.1593530479.B2l79t2dcq3VirnE5O9Eac.xX1fovHsWLSqFsyyEP__VmyKQ_PDe.18KDSAgG1CwPzpeX

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