rizin24.山目会的注目試合その2

画像1

RIZIN MMA特別ルール:3分 3R (120.0kg)
※肘あり
スダリオ剛 vs. ディラン・ジェイムス


山目会的に一番注目してるのがこの試合。
山目会の最終目標に、「世界の格闘技のヘビー級を日本人選手が席巻する」というのがあるんですが、その最終目標の道標という所でしょうか。

最初見た時、スダリオ?誰?

となったんですが、元力士で、大減量によってMMAを目指すみたいなニュースを見た覚えがあります。おそらく、その選手がスダリオ剛でしょう。

今となってはネタにされてる、曙の格闘家転身。
当然ながら負けがこんでいったわけですが、ホイス戦で勝った方であるホイスが、

「胸をはっていいよ。僕ら(格闘家)から相撲界にいって活躍したやつなんていないんだから。」

みたいな、熱い言葉を投げかけてたというようなエピソードを思い出します。


まぁ、横綱級が転身した所で結果は同じ。

元々の元祖から遡れば、力道山がいますし、天竜さんもMMAではないですが、転身組。あと、輪島さんとか(生ダラでよく見たwww)。

戦闘竜が頑張ってはいましたが、一番結果が出せたのは安田忠夫だったかもしれませんね。


MMAにおいて、ステータスのようなものを出すならば下記のようなものになるでしょう。

・パワー
・ステップ(スピード)
・スタミナ
・パンチ、キック
・テイクダウン
・グラップリング


まぁ、ざっくりこんなもんでしょう。
で、これを相撲出身の選手にあてはめてみると(5段階評価)、

フィジカルステータス
・パワー→5
・ステップ(スピード)→1
・スタミナ→1

テクニックステータス
・パンチ、キック→2
・テイクダウン→3
・グラップリング→1

と、こんな感じでしょうか。

パンチは、技術は低いですが、当たるとパワーはやっぱはんぱないです。
テイクダウンは、足や手が地面につかない前提の投げには強いですが、レスラーとかは、膝をついた状態でタックルしてきますし、概念が違うという所でしょうか。


その上で致命的なのは、グラップリング能力の無さでしょう。
うーん、どう練習するんでしょ。特に、下からのガードポジションからなんて、練習すらできないんじゃないですかね。


さらに、パンチは2の数値をつけましたが、打てるのはフックのみ。ストレートが打てない。これだと、一発あたればいいんですけど、対戦相手のレベルが上がるにつれて、フックが当たらなくなってきますから。

一番問題なのは、ストレートが打てないことです。


で、


ここ重要。


何故、相撲出身の選手がストレートのパンチが打てないかを、理論だって説明できる人が世の中にほとんど存在しない、という事です。

今後、動画には出していく予定ですが、ボクシング出身のトレーナーはこれを説明する事はできません。出来る人はいるかもしれませんが、世の中に何人いるのか、というレベルです。


ただ、

幸いな事に、我々山目会では、その相撲出身者は何故フックしか打てないのか、という事に関して合理的に、且つ理論的に説明を行う事ができます。

軽くふれておくならば、足のスタンスです。
このスタンスが、相撲の足のスタンスではどうやってもストレートが打てないんです。


という事で、サイズ的な事でいえば日本人離れしているスダリオ剛。
彼が、どこまでMMAぽい動きができているのか、というのが注目の箇所になります。

試合は、相手のレスリング能力でテイクダウンとられて、塩漬けにされるような気がしますが、まぁ、楽しみにしておきましょう。

リングネームのススメ
前回も色々と選手見ながら思ったんですが、学校の生徒名簿に載ってそうな名前の選手は覚えずらいで。

那須川天心、皇治、武尊etcetc、人生で出会ったことない名前ですからね。
天心とか、美術の教科書の岡倉天心でしか見たことないし。

やっぱ、プロの選手なんで、こういうわかりやすい名前の方がいいと思いますよ。

朝倉兄弟も、未来と、海と、もともとがリングネームぽいわかりやすさだし。

大月晴明とか、山本”KID”徳郁とか、須藤元気とか。
魚井フルスイングもおもしろいですね。


本名で目立たなければ、ミドルネーム入れたり、完全に別名にしたり、漢字を変えてみたり。色々できると思うんですよね。

夜叉坊とかはやりすぎな気もしますが、まぁ覚えてまいますもんね。

強い弱いは選手として絶対条件ですが、覚えてもらって、応援してもらいやすいというのも、プロの必要条件だとは思います。