助成金の不正受給

どうも。ベンゾーです。

本業では社会保険労務士事務所で働いているサラリーマンブロガーです。

業務の一環で、助成金の申請代行をすることがあります。


今回はそんな助成金の申請について、知り合い(以下、Aさん)との会話をもとに、僕の主張を書いていきます。


どっかのワイドショー番組で、某コメンテーター(割と偉い人らしい)が「助成金の申請は難しすぎる。もっと簡単にして、不正があれば後から追及するべきだ」という旨のコメントをしたそうです。

それを聞いたAさんも、同じことを僕に言ってきました。


言いたいことはわかる。確かに助成金の申請は難しい。

難しくなっている理由がなんなのか。それは僕も知りません。


でも助成金ってものは、ある程度難しく、厳格な審査が必要だって思っています。

だって簡単にポンポン渡してたら、本来渡るべき会社に渡る前に、不正受給を目的としたブラック企業にお金がいっちゃいますからね。

平気で不正受給をするような会社=ブラック企業には、絶対に助成金を渡したらいけない。


助成金の申請が難しくなるほど、僕ら社会保険労務士事務所の面々は仕事が大変になります。

大変になるけど、ブラック企業が倒産して更地になってくれないと悲しむ従業員がいます。


奴隷みたいに従業員を叩き、働かせてる会社に、不正受給をさせるわけにはいかない。

「不正があれば後から追及すれば良い」「もっと簡単にするべきだ」

そんな考えでいるから、いつまで経ってもブラック企業が無くならない。うつ病も無くならない。過労死も無くならない。


僕の仕事がどれだけ忙しく割に合わなくなったとしても、不正をしやすい環境だけは望んじゃいけない。

そんなことを許したら、可哀想な人が増えてしまうから。

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