ボイスレコーダーノススメ

営業職をやっているが、ボイスレコーダーを常に持っている。私が不器用からなのかもしれないが、私の場合顧客とやり取りする際に、メモをしながらだとどうしても筆記に注意が取られ顧客の情報を聞き流してしまうことがある。顧客とのやりとりに集中しすぎると、情報の書き取りをし損なう。良いやり取り、悪いやり取りなど主観が入ると客観的に情報を処理できなくなる。そして報告の精度が落ちてしまう。

問題を解消するために、重要商談の際は必ず、やりとりを録音する。そして聴き返す。よくわからなかった専門用語は調べる。

ボイスレコーダーに残すと何より聴き返せるのがいい。自分で良い商談だったなーと思っていても聴き返すと「そうでもないな」「せっかくお客様がパスをくれてるのに、スルーしてるやん!?」「そこもう少し質問して聞けよー(笑)」などと自分のやりとりを引いて見れる。会話の温度感も残るし、どこで盛り上がったか、盛り下がったかポイントもわかる。メモを取るほどでもないオフレコの場面もしっかり残せる。逆に悪い商談だったなーと思っても聴き返すと、この部分は良かったな。などと良い点も見つかる。

ボイスレコーダーを仕事で本格的に使うようになったのは、前職の品質管理の仕事がきっかけ。営業職から部署異動したのだが、全く用語もそうだし、専門的な話の流れがわからない。メモを取るポイントもわからない。専門職、技術屋ばかり。誰も簡単な言葉で教えてくれない。聞き返すと怪訝な顔をされる。営業時代には比較的得意としていた議事録さえまともに取れない。そこでこれは「録音→書き起こし」しかないな。となったのである。

昨年3月私は転職した。転職先は前職と分野は全く違うため、キャッチアップが難しいことが予想された。そこで部署異動のとき同様ボイスレコーダーの活用を考えた。(※営業機密などもあるので、ボイスレコーダーの漏洩、紛失などはくれぐれ厳禁。取り扱い要注意。)

聴き返す。書き起こすことで復習にもなる。重要でなさそうなところは再生スピードも上げられる。何より日時などトレースできるのが良い。ボイスレコーダー様のおかげもあってか商談の型。やりとりの型を覚えるスピードはこれまでの仕事の修得よりも早いと感じている。スマホにも録音アプリはあるし、状況に応じて活用している。

接客業、講演業、塾講師、MC、対人のカウンセリングなど対話や説明を必要とするすべての人たちが活用できるツールだと思う。

ボイスレコーダーは、そうそう高価なものでもない。1万円前後で手に入る。基本コンパクトだし、胸ポケットに挟めるペン型のものもある。騙されたと思って1回使ってほしい。とにかく便利です。

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