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キリン解剖記

この本の著者は、キリンのことが大好きで、それを研究している。
所謂好きなことを仕事にしているとも言える。
この本を通して、著者のキリン愛が窺い知れる。

好きなこと。
仕事において、自分が好きでやっていることってあるだろうか?
少し考えてみると、好きだと思ってることも本当は違うのではないか。そう思えてくる。

例えば、ひとりで残業している瞬間、

これは自分のやりたいことなんだろうか?
自分が好きでやっていることなのだろうか?

そう考えることがある。

やりたいことをやっているつもりになって、多くの仕事を引き受けて、あたかもこれが自分の好きな仕事だって、満足した気になって、
でも本当は、

別に自分がやらなくても良くない?

そう思っている自分を見ないことにしているだけなのではないか。

これまで好きだと思った瞬間もあったし、
もちろん、嫌だと思う瞬間もあった。
そういう時間を超えて、多くの仕事を自分が任されていることに満足していただけなのではないか。そう思えてきてしまう。

もう一度、一から考えてみよう。
ライフワークバランスという言葉があるせいで、人生(ライフ)と仕事(ワーク)を分けて考えるようになってきて久しいが、別に強制的にそんな思考パターンを作らなくたっていいだろう。

今まで自分は滅私奉公的に頑張ってきたような気がする。だから逆にもっと自己中心的でもいいだろう。もっともっと自分の内なる声に耳を
傾けたっていいのではないだろうか。

そして余計なことをたくさん考えてきた気がするから、一旦整理して、もう一回ちゃんと自分のことに取り組もう。それから諸々考えればいい。

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