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ウエストランドの井口さんに何と言われようが私はお笑いを分析したい

タイトル通りです。お笑い評論家気取りですが、アツくなれるものにはアツく語りたいので仕方がないです。

昨年の記事はこちらから。

ネタ順で感想を書きます。

1.カベポスター

ネタ順が1番の組は難しいというのは毎年言われていることですが、今年も順番に泣かされたな、という感じがしました。上手いし、面白いし、これは他のネタも見てみたいと思わせる感じでした。笑い量的にはまあ妥当な順位か。

2.真空ジェシカ

昨年に引き続きメチャクチャ上手いと思いました。正統派の感じでワードチョイスがクレバーで僕は好きです。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね、でクソ笑いました。

3.オズワルド

敗者復活と同じネタでも少しバージョン違いでやってくれたのが良かったです。昨年よりは面白く感じましたが、やはり盛り上がりに欠ける感じがします。パターンが知られているというのはなかなかツライと思います。

4.ロングコートダディ

まさかのダブルボケで度肝抜かれました。1つ1つのボケが繋がっていく感じが上手いと感じました。前半戦で一番笑いました。決勝の方のネタは昨年同様、コントっぽいネタで個人的には好きでしたが、うーん、惜しい。キングオブコントのネタも面白かったので、これからもショーレースの常連になりそうな気がします。

5.さや香

昨年の敗者復活の「か!ら!あ!げ!4!」が印象的でどんなネタをするのかと思いきやしっかりしたしゃべくりで一番期待を裏切られました。1本目のネタは「上手さ」という点で、多分今回のネタでダントツ1位です。ただ2本目が、、、最初の入りが茶の間に一抹の気まずさを感じて手放しで爆笑できませんでした。来年も出てきそう。

6.男性ブランコ

設定の奇抜さと浦井さんのぶっ倒れで、ここまでで一番笑いました。何というかこういう不思議ワールドは好きなので、また来年もみたいです。キングオブコントのドラマ感たっぷりのネタも好きですが、こういう世界観も好きです。

7.ダイヤモンド

ここまでがコンスタントに笑いを取っていただけに少しかわいそうな感じがしました。言葉遊び系のネタで言うと絶対にキュウが面白いのがわかっていたのもあったのか、なるほど感はあったけどそこまで笑いはできなかったです。

8.ヨネダ2000

楽しそうなのが見ていて幸せな気持ちになりました。とにかく笑ったし、一番好きな人たちです。審査員も言ってたし、Twitterとかでもつぶやきを見たけど、評価しづらい、というのが正直なところでしょうか。ショーレース向きでないというか、、、にゃんこスターやランジャタイのもう少し緻密なバージョンという感じで、伸びしろ◎です。

9.キュウ

ネタ順が後ろ過ぎたという評価は全くその通りで、誰かが「音符運んだり、餅つきしたりしているネタの後に観るとインパクトに欠ける」という話をしていたけど全くその通りだと思いました。ヨネダ2000が一番好き、と言いましたが、クレバーな不思議ワールドという点では、キュウの漫才もとても好きで、2番目かな。

10.ウエストランド

語ることはあまりないです。富澤さんだったかが「笑ってしまっている自分も共犯」という言葉を残していて、グサっと刺さりました。面白いかと言われたら微妙なんだけど、この人たちは「評価せざるを得ない圧」を感じさせる能力が高いように思いました。あくまで個人の感想です。


今回のM1で、「笑えるネタ」と「面白いネタ」と「もう一度見たいネタ」と「評価したいネタ」が微妙に違うという奥深さを感じました。来年がもう楽しみです。

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