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Vol.15 ニードフォースピード アンダーグラウンドを語る その1

 エレクトロニック・アーツ発の大人気レースゲーム、ニードフォースピード(NFS)シリーズ。2014年には映画化され、2022年末には最新作のニードフォースピード アンバウンドも発売されました。かつては日本ではあまり馴染みの無いシリーズでしたが、ある作品がヒットした事で日本での知名度が一気に向上しました。今回はそのきっかけとなったニードフォースピード アンダーグラウンド(NFSUG)について紹介していきます。
 NFSUGは2003年に発売され、プレイステーション2、Xbox、ゲームキューブ、PC(Windows)等のソフトが有ります。私は高校生の頃にブックオフでPS2版の中古ソフトを買いました。深夜の公道を舞台とした違法なカーレースや日本車を中心としたスポーツコンパクト(スポコン)がテーマであり、初期の頃のワイルドスピードのような世界観が繰り広げられています。

ただ速いだけでは勝てない?多様なレースモード

 本作のレースモードはサーキット、ノックアウト、スプリント、タイムトライアル、ドリフト、ドラッグレースがあります。ドリフトモード以外は街中に作られたコースを走り、その中には一般車も走っています。
 サーキットは周回コースを複数台で数周するレースです。一番オーソドックスなレースとなります。ノックアウトは基本的にサーキットと同じ周回レースですが、各周の最下位が脱落するルールが追加されています。他作品で言うとバーンアウトシリーズのエリミネーターやリッジレーサーズのサバイバルと同じ形式のレースです。スプリントでは周回コースではなくスタート地点からゴール地点までの速さを複数台で競うレースです。タイムトライアルではスプリントのコースを制限時間以内に一台で走ります。

サーキット
(ノックアウト、スプリント、タイムトライアルもこれとほぼ同じUIです)

 ドリフトは車が滑っている間に加算されるポイントの高さで競います。壁ギリギリのドリフトやハイスピードなドリフト、連続コンボによってポイントを多く稼ぐ事が出来ます。このドリフトのみ一般車のいない特設周回コースで行われます。

ドリフト

 そしてドラッグレースは短い直線の速さを競うレースです。このモードのみ操作が特殊で、車が自動的にレーンに沿って走り、プレイヤーはシフトチェンジとレーンチェンジの操作を行います。ドラッグレースではエンジンの回転を上げ過ぎてしまうとエンジンブローになってしまいます。また一般車にぶつかってしまうと負けになってしまう為(クラッシュ)、一般車を回避する為にレーンチェンジの操作が必要になってきます。

ドラッグレース
右の白い車は一般車です

 私はドラッグレースが大の苦手でした(汗)。一般車の回避がかなり難しかった記憶があります。走っている時にトラックが横から突っ込んでクラッシュした時には何とも言えない気持ちになりました。UGの続編であるNFSアンダーグラウンド2や更にその続編であるNFSモストウォンテッド(2005)にも同じルールのドラッグレースが有りましたが、その時もやるのが嫌で仕方が無かったです・・・。

レースに勝つとギャラリー達が集まって来る演出も

Vol.16に続く(3月23日公開予定)

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